5回戦進出の伊藤美誠 「楽しみながら、落ち着きながら頑張りたい」<全日本卓球2022> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 5回戦進出の伊藤美誠 「楽しみながら、落ち着きながら頑張りたい」<全日本卓球2022>

2022.01.27

文:ラリーズ編集部

<2022年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日時:1月24日~30日 場所:東京体育館>

27日、全日本卓球選手権は4日目を迎え、女子シングルスと女子ダブルス4回戦が行われた。伊藤美誠(スターツ)は女子シングルス4回戦で出雲美空(エクセディ)に勝利し、5回戦進出を決めた。

また、女子ダブルスでは早田ひな(日本生命)とのペアで4回戦を突破している。試合後、伊藤美誠(スターツ)が報道陣の質問にオンラインで答えた。

伊藤美誠インタビュー

初日を振り返って


写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

ダブルスもシングルスも私にとっては初戦で、その中で戦型が独特な選手と戦わせていただいたんですけど、私の初戦から接戦というか、難しいことはあったんですけど、その中でも落ち着きながら試合ができたことは良かったかなと思いますし、ダブルスもどちらが勝ってもおかしくないような戦いだったんですけど、早田選手としっかり話しながら試合できたかなと思います。

全日本選手権の良さ

実際1年空いての全日本選手権ということですごく楽しみではありますし、普段海外で戦っててその中での日本の選手と戦いなので、珍しい感覚というか、新たな感覚があるというか、戦型も分からない選手とプレーすることもあるので、いろいろな選手と試合ができるのが全日本選手権の強みだなと毎回感じさせられます。

今年の全日本で変わったところは感じるのか?

そこまで感じはしないんですけど、今日の初戦、普段は混合ダブルスからスタートして基本(大会)初日から試合があるという状況だったんですけども、今回は久しぶりに4日目からの試合だったので、早田選手が「台はこんな感じだよ」とか「こんな感覚だよ」と言ってくれたり、私にとっては初日だったのでまだまだ分からない部分というか、決まり事も多くなってる。

選手たちも慣れない中でスタッフさんと話し合いながら試合を進められているので、いつもよりもいろいろな方とお話しできているというか、温かみがあるかなと感じました。

東京五輪を経ての全日本について


写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

東京体育館も東京五輪ぶりではあるんですけど、全日本選手権にとっても久しぶりで、実際全日本選手権と五輪での東京体育館は若干違うように感じるので、全日本選手権というのは私の中で、いろいろな選手とできることが楽しみではあるし、自分の実力が分かる大会でもあるので、いろいろな戦型の選手とたくさん試合したいと感じているし、そういった選手とできるためにも勝ちたいです。

意気込み

まずは明日のダブルス、シングルスという順番で試合があるので、またいろいろな戦型の選手と対戦するんですけど楽しみで、久しぶりの選手もいますし、その中で目の前の試合で自分のプレーをして、自分の今持っている実力を出し切れば勝てるという落ち着いた気持ちで、試合ができればいいなと思ってます。

世界選手権からの調整について

今回は、年末年始とたくさんの選手と試合をさせていただいたり、練習に行かせてもらったりして、たくさんの選手と練習や試合をしました。だから試合の感覚が全日本選手権に向けて良い状態で練習ができているなと感じているので、明日も楽しみながら、落ち着きながら頑張りたいです。

たくさんの選手と試合を重ねる狙い

全日本選手権は特に、初戦からいろいろな戦型の選手、どんな戦型の選手と当たるか分からない状態、予想しかできない状態で戦うので、自分自身を上げることもそうですし、組み合わせを見た時に上がってきそうな選手を動画で見たりして、どんな選手が上がってきてもいいようにいろいろな選手と試合をしました。

今日1日で確認できたこと

私自身、床でやるのは久しぶりで、普段は赤マットで試合をして、全日本選手権でも真ん中のコートだけ赤マットでやってくれているので、私は普段から慣れた状態でやっているんですけど、赤マットに比べたら床は滑りやすい状態で、いろいろな選手が雑巾とか濡れたものをもって足を拭くんですけど、私自身は1ゲームじゃもたなくてすぐ滑ってしまうこともある。

ダブルスのほうが滑りを感じやすいんですけど、早田選手と「結構滑るね」と話をしていて、その中で今の決まっている状態だと、1ゲーム終わってベンチにいるときにしかできないので、対応策があるか審判の方と話をさせていただいて、明日になって対応できればいいなとは感じているんですけど、というところですね。

滑って変な方向に行かれても困るし、お互い安全な状態でできたらいいなって私だけじゃなくて選手誰もが思っていることかもしれないので、私が先に言っておきました。

2年ぶりの優勝に向けて


写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

自分がいい時、1つ1つの実力が上がっているというか、自分の中でその成長が面白いなと感じているので、その中で、去年も悪くはない負けではあるので、反省点というよりかは気持ちの問題、気持ちで負けないように、自分の実力を出し切れば大丈夫という思いでやっていけたらいいです。

ただ、落ち着きは初日の試合を通して感じたので、明日も落ち着きながら相手を見て自分の卓球をしていきたいと感じています。

混合ダブルスに参加しなかった理由

私自身、混合ダブルスでの最高目標を達成したので、普段ペアを組んでいる森薗選手には五輪前後で、混合複で全日本選手権は出ない、と伝えさせていただいてという感じなので、私の中ではシングルスと女子ダブルスで中国人選手に勝つ機会というか、勝つ回数が少ないので、そこはまだまだやりたいという思いで、負けて終われないなと。私は勝って終わりたいという気持ちがあるので、そこで混合ダブルスは出ないと決めました。

今後も出ない?

はい、出ないです。男子選手のボールを受けるのってなかなかないんですけど、やるからには五輪で優勝したいというか中国人選手に勝ちたい。中国選手に勝てる組み合わせになりたいと思っているので、私の中では中国選手に勝てる選手、自分に合って勝てる選手というのが私の中では水谷選手だったので、水谷選手とだから五輪で優勝できたこともあるし、中国人選手に勝てたこともあるので、水谷選手以外では優勝しないと思ってるので、そこは自信を持って言えますね。

他の選手には申し訳ないんですけど、水谷選手とだから優勝できたというのは自信を持って言えるので、そこは確実に自信をつけて他の選手に臨んでほしいというのはあるので、組むからには上を目指してということなので、これからは基本組まないです。

女子シングルス4回戦


写真:出雲美空(エクセディ)/撮影:ラリーズ編集部

〇伊藤美誠(スターツ) 4-2 出雲美空(エクセディ)
11-8/11-5/11-9/8-11/8-11/11-3

【記事】全日本選手権速報記事はこちら

>>全日本選手権速報記事

【動画】3兄妹で卓球全日本出場!強豪校に通う兄・利煕&長女・位圭、ホープス日本一の次女・悠珠子の香取3兄妹

【人気動画】卓球部潜入企画

全日本卓球 出場選手 応援キャンペーン