加藤美優「環境の変化は大きかった」初のベスト4の裏に"名コーチ"の存在<全日本卓球2022> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:加藤美優にアドバイスを送る邱建新コーチ/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 加藤美優「環境の変化は大きかった」初のベスト4の裏に“名コーチ”の存在<全日本卓球2022>

2022.01.30

文:ラリーズ編集部

<2022年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日時:1月24日~30日 場所:東京体育館>

30日、全日本卓球選手権は7日目を迎え、女子シングルス準決勝で加藤美優(日本ペイントマレッツ)が早田ひな(日本生命)にゲームカウント3-4で敗れた。加藤は、昨年まで木下グループの総監督を務め、水谷隼(木下グループ)のプライベートコーチを務めたこともある邱建新コーチに師事し、今大会に臨み、初のベスト4入賞となった。

試合後、加藤は報道陣の質問にオンラインで答えた。

加藤美優コメント


写真:加藤美優(日本ペイントマレッツ)/撮影:ラリーズ編集部

試合を終えた今の気持ち

競った場面で気持ちの弱い部分が出てしまったなと思っています。レシーブに力が入ってしまって、そこから流れが悪くなってしまったと思っています。

試合中、肩を痛めような場面もあったが?

膝も結構すりむいてしまって、肩も10月くらいのTリーグで痛めて、そこから2ヶ月くらい結構痛かったんですけど、それと同じような感じで手を突いてしまって、ちょっと焦りはしました。

照明などの関係の中断も影響があったか?


写真:観客席に置かれた板の光の反射を加藤が指摘し、一時試合が中断した/撮影:ラリーズ編集部

影響はなくて、途中で客席のプラスチックの板のようなものが反射して、光が眩しいものがあって、それを伝えたんですけど上手く伝わらず、試合を遅延させてしまって申し訳ないです。

石川佳純にも勝ってベスト4に入った大会全体をどう評価するか

昨日まではすごく良い試合ができたと思います。今日は自分の良いところを出したかったんですけど、良くなかったと思っています。

今後に今回の経験はどう活きるか

全部精神的な問題で負けているのかなと思います。去年や一昨年結構休養していた時期もあって、そこからはだいぶん前向きな気持ちにはなれているので、今日の負けはあまり落ち込まないようにして、また練習頑張りたいと思います。

3月からのパリ五輪選考について


写真:加藤美優(日本ペイントマレッツ)/撮影:ラリーズ編集部

技術自体は昨日までの試合で悪くなかった。良くなっているところも多いので、前向きに頑張っていきたいです。

良くなっているのはどういう点

動ける範囲も広がっていますし、サービスもよくなっていると思います。

前向きな気持ちになれた要因は?


写真:加藤美優にアドバイスを送る邱建新コーチ/撮影:ラリーズ編集部

この2ヶ月間邱建新コーチに教わったということもあります。

周りの選手に全員コーチがいるのに、自分だけコーチがほぼいないという状況だとモチベーションの維持も難しかったので、そこの環境の変化は大きかったと思います。

邱建新コーチに引き出してもらっている点は

「回転をかけてラリーしろ」というのは結構言われていて、そのおかげで安定したプレーができていたかなと思います。

女子シングルス準決勝

〇早田ひな(日本生命)4-3 加藤美優(日本ペイントマレッツ)
7-11/11-7/6-11/13-15/11-9/18-16/11-7

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