松島輝空、4度目の挑戦で悲願のV　吉山和希との同級生対決を制する＜全日本卓球2024ジュニア男子決勝＞

写真：松島輝空（木下アカデミー）/撮影：ラリーズ編集部

大会報道松島輝空、4度目の挑戦で悲願のV　吉山和希との同級生対決を制する＜全日本卓球2024ジュニア男子決勝＞

2024.01.24

＜天皇杯・皇后杯 2024年全日本卓球選手権大会（一般・ジュニアの部）　日程：2024年1月22～28日　場所：東京体育館（東京）＞

24日、天皇杯・皇后杯 2024年全日本卓球選手権大会（一般・ジュニアの部）は大会3日目を迎え、ジュニア男子シングルス決勝が行われた。

松島輝空が悲願の初優勝

決勝では、昨年準優勝の松島輝空（木下アカデミー）と3位の吉山和希（岡山リベッツ）が対戦。高校1年生の同級生でもある両選手は、今大会で初のジュニア男子シングルス優勝を狙っており、ここまでは他の選手を寄せ付けない強さで決勝まで勝ち上がってきた。

第1ゲームは松島が圧巻のプレーで11-3で勝利するも、続く第2ゲームは吉山が変化をつけたバックドライブでポイントを重ね、11-7で奪取。ゲームカウントを1-1とする。

続く第3ゲームは両選手による激しい打ち合いとなり、ポイントを奪い合う展開が続く。吉山は8-8でタイムアウトを取って勝負をかけにいくが、最後は11-9で松島がこのゲームを奪取。ゲームカウント2-1で松島が優勝に王手をかける。しかし、第4ゲームは吉山が両ハンドの激しい打ち合いを制して11-9で制し、勝負は最終第5ゲームへ。

追いつかれる苦しい展開となった松島だが、第5ゲームはコースを打ち分ける両ハンドでポイントを重ねる。吉山も負けじとポイントを重ねるが、最後は吉山のドライブがオーバーし、試合終了。

過去3度決勝の舞台に立つもいずれも準優勝に終わり何度も涙を呑んできた松島が、悲願のジュニア男子シングルス初優勝を成し遂げた。