取材・文:ラリーズ編集部
<天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日程:2024年1月21~26日 場所:東京体育館(東京)>
超攻撃卓球で、松島輝空(木下グループ)が栄冠を掴み取った。
26日、2025年全日本卓球選手権大会は大会最終日、男子シングルス決勝で松島が、篠塚大登(愛知工業大)にゲームカウント4-1で勝利。17歳にして全日本初優勝を飾った。
松島は、準決勝で張本智和(智和企画)を下しており、張本、篠塚とパリ五輪代表を2連破して、堂々の優勝だ。
試合後、松島輝空が報道陣の質問に答えた。
優勝した松島輝空のコメント
今の心境は
優勝できるとは思ってませんでしたし、まさか優勝できて、本当に今、嬉しい気持ちでいっぱいです。
パリ五輪代表の張本選手、篠塚選手を破っての優勝です
どちらも強い選手で、そこまで来るのも大変でしたし、自分がパリオリンピックに出られなかった悔しさもあり、いつか倒したいと思ってたので、この大舞台で勝てて本当に嬉しかったです。
パリ五輪のリザーブ経験は生きましたか
パリオリンピック行って、自分が強くなったというのはなくて、オリンピックの環境を味わえたのみだと自分は思っています。
でも、出られなかった悔しさが本当に強かったので、やっぱり日頃の苦しい練習を乗り越えられたと思います。
写真:松島輝空(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
「家族の声援が聞こえて足が動いた」
今日の準決勝・決勝を振り返っていかがですか
今日は家族の声援があったので、本当に勝ちたいっていう気持ちが強くなって、それで足が動いたと思いますし、最後はフォアハンドバンドでいけたかなと思います。
張本選手には、これまで2連敗で簡単に負けていました。試合前は“正直厳しいけど、もう自分の全力を出してやることをやってこい”と、いろんな方々から声をかけてもらいました。もう最後全部出し切った結果、勝つことができたので、本当によかったなと思います。
ご家族の方とお祝いの予定は
特にこれっていうのは考えてないんですけど、旅行に行こうっていう話はあったので、家族で旅行に行って楽しみたいなと思ってます。
17歳で勝ち取った優勝賞金100万円は何に使いますか
難しいですね(笑)。服はDIESEL(ディーゼル)が好きなので、ディーゼルの服を買うか、後はご飯をよく食べるのでご飯をどこかに食べに行きたいなと。
写真:松島輝空(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
今後の抱負は
まずは、2025年は全日本優勝することをまず第1の目標にしていたので、それを達成することができて本当に嬉しいです。
この後、WTTも続きますし、世界卓球で今回シングルスには出れないんですけど、ダブルスは張本智和選手、ミックスを張本美和選手と組ませてもらうので、金メダルを目指して頑張っていきたいなと思ってます。
ロサンゼルス五輪に行くためには、世界で勝つのも大事ですけど、国内でもある程度は勝てないといろんな方々から応援もされないですし、日本でしっかり勝って、世界の舞台で勝つことが大事だと思います。
まずは、その日本の舞台で1歩勝つことができてよかったです。
男子シングルス決勝
◯松島輝空(木下グループ)4-1 篠塚大登(愛知工業大)
11-9/11-9/11-3/6-11/11-3