伊藤美誠「出し切ることができないで終わった」3年ぶりの決勝進出ならず<全日本卓球2025> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 伊藤美誠「出し切ることができないで終わった」3年ぶりの決勝進出ならず<全日本卓球2025>

2025.01.26

文:ラリーズ編集部

<天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日程:2024年1月21~26日 場所:東京体育館(東京)>

26日、2025年全日本卓球選手権大会は大会最終日を迎えた。

3年ぶりにベスト4に勝ち残った伊藤美誠(スターツ)は、優勝した2022年大会以来の決勝進出を目指したが、張本美和(木下グループ)の質の高い攻撃に手を焼き、ゲームカウント0-4で敗れた。

試合後、伊藤は涙を浮かべながらミックスゾーンでの報道陣の質問に答えた。

伊藤美誠、試合後のコメント


写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

張本美和戦を振り返って

自分が思い切って行く前に決められてしまったので、押し切れず悔しいです。

自分が上手く攻められたとしても、もう1回上から打たれるというような状態で、自分で押し切る場面が少なかったなと感じました。

そういう部分では、完全な実力負けというのもありますし、私がどういう選手に勝てて、どういう選手に勝てないかというのが明確にわかった試合だったかなと思いました。

改善したいポイントは

短ラリー、早い展開で攻められてしまうことは、あまり良い時じゃないというか。

対中国選手とやっている時もこんな感じで、相手に短ラリーで決められてしまった時はあまり何もできてない状態です。

1本の質が高くても荒い選手であれば、自分自身もミスを誘える展開を作れるんですけど、こうやってミスが少なくて質が高い選手に対して、最近いつも勝てていない。

そういう選手に勝てるようになれば、 どんな選手でも勝つことができると思うので、そこが課題かなという風に思いました。

張本美和選手と対戦して感じたこと

パリ五輪前の選考レースの1年目は、まだ出始めということで、緊張感などがあったと思います。でも、いろいろな経験をして年齢以上に落ち着いていると感じました。

若い選手は良い時と悪い時がはっきりしていることがよくあると思うんですけど、張本選手はそういうのがなく、ずっと安定しているというのが特徴だなと思いました。

どういう全日本になったか

最後は出し切ることができないで終わってしまいました。

接戦の試合をものにできたところは良かったかなと思うんですけど、明らかにこういう選手に負けてるなというのが、わかるような試合になりました。

張本選手との試合は、もう少しゆっくりやっていけばよかったかなと思いますけど、考えすぎても足が止まってしまうので難しい。

上手くいかなかったら考えすぎてしまうところも今日はあったので、上手くいかなくても、なんとか自分のものにできるよう工夫していきたいです。

全日本卓球2025 女子シングルス準決勝


写真:勝利した張本美和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

伊藤美誠(スターツ) 0-4 張本美和(木下グループ)
4-11/3-11/4-11/5-11

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