"昨日の敵"に連れてきてもらった5年ぶりの全日本「マジで卓球続けててよかったです」<全日本卓球2025> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)
“昨日の敵”に連れてきてもらった5年ぶりの全日本「マジで卓球続けててよかったです」<全日本卓球2025>

写真:髙澤昇平(國學院大・写真左)/佐藤匠海(関西学院大)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 “昨日の敵”に連れてきてもらった5年ぶりの全日本「マジで卓球続けててよかったです」<全日本卓球2025>

2025.01.31

Rallysツールフウェア(ネイビー)

取材・文:ラリーズ編集部

<全農杯 2025年全日本卓球選手権大会(ダブルスの部) 日程:2025年1月30~2月2日 場所:スカイホール豊田(愛知)>

30日に開幕した全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)。男子ダブルス2回戦では、髙澤昇平(國學院大)/佐藤匠海(関西学院大)ペアが福澤勇太/星優真(専修大)ペアにストレートで敗れた。

試合後、髙澤/佐藤ペアに話を聞いた。

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髙澤昇平(國學院大)/佐藤匠海(関西学院大)ペア コメント

試合を振り返って

写真:髙澤昇平(國學院大・写真左)/佐藤匠海(関西学院大)
写真:髙澤昇平(國學院大・写真左)/佐藤匠海(関西学院大)

髙澤:相手の星が東山高校(出身)で自分たちも東山高校で、4分の3が東山高校(出身)だったんですけど、大会前からその試合をやりたいなってずっと言っていました。

まず1回戦でなんとか勝てて対決が実現したのは良かったんですけど、相手は去年ランクに入っているペアなので、実力の差を感じました。

でも、やっぱり対戦できて嬉しかったのは一番ありますね。

佐藤:自分もダブルスは普通に楽しもうと思っていたので楽しかったですし、ずっと(高校時代に)パートナーだった星と試合できたのは、本当に楽しかったです。

1回戦はストレートで快勝しました

坪口道和(鎮西学院高職員)/平島希望
写真:坪口道和(鎮西学院高職員)/平島希望(鎮西学院大学職員)/撮影:ラリーズ編集部

髙澤:1回戦の相手(坪口道和/平島希望ペア)はすごく昔から実績のあるベテランの方で、かつバック表ということもあり、苦戦すると思っていました。

なので、大会前からも準備してたんですけど、思ったよりも佐藤が調子良くて。一人でかなり点を取ってくれたので、自分は本当に入れるだけで勝てた感じですかね。

どうですか?(笑)

佐藤:調子は良かったですけど、まあまあ(笑)。けど、いつもは「勝とう」って気負っちゃうことが結構あるんですけど、今回は「楽しむ」というのが自分の中でのテーマだったので、それが1回戦はいい方向に出たのかなって。

髙澤選手は全日本は5年ぶりの出場と聞きました

写真:髙澤昇平(國學院大・写真左)/佐藤匠海(関西学院大)
写真:髙澤昇平(國學院大・写真左)/佐藤匠海(関西学院大)/撮影:ラリーズ編集部

髙澤:そうです。高校2年のジュニアぶりです。で、実はそのときの(京都府予選の)代表決定戦の相手が佐藤だったんです。

佐藤は当時1年生だったんですけど、フルゲームの11-9で自分が勝って、ジュニアに出れたんです。その佐藤と組んで今回連れてきてもらったんで、2回アシストしてもらいました(笑)。

まさに「昨日の敵は今日の友」ですね

髙澤:だから、本当に自分は佐藤とちょっと縁があるかもしれないです。

佐藤:今回は嬉しかったですけど、前回はめちゃくちゃ悔しい思いをしたので、それはちょっと許せない(笑)。

今回ペアを組んだきっかけは?

写真:髙澤昇平(國學院大・写真左)/佐藤匠海(関西学院大)/撮影:ラリーズ編集部
写真:髙澤昇平(國學院大・写真左)/佐藤匠海(関西学院大)/撮影:ラリーズ編集部

髙澤:全日本予選も、これまでずっと佐藤は星と(ダブルスを)組んでいたんですけど、全日学で福澤/星ペアが2位を取って推薦になって、そこから去年の全日本でランクに入ったんで今年も推薦になって。

そんな背景があって今年は佐藤が余るっていうことで、たまたま話していたときに佐藤が「じゃあ、組みますか」て言ったので、「いいんすか」みたいになって組みました。

(佐藤は自分よりも)実力は全然上なんで、自分からしたらありがたかったです。

組んでみた感想はいかがですか?

佐藤:学生卓球の最後の1年を預けてくれたので嬉しい思いもありますし、(髙澤さんとは)高校時代から仲は良かったので、結構楽しくいけました。

髙澤:(佐藤は)高校時代は本当にめちゃくちゃ問題児で(笑)。何回怒ったかわからないですけど、大学生になってちゃんと立派になって、こうやって一緒にダブルスに出てくれたんで嬉しいです。

佐藤:親孝行です(笑)。

髙澤選手の卒業後の進路は?

髙澤:自分は大学院に行って、将来は教員になるつもりです。

國學院の大学院に行って、教職のことをもう少し専門的に勉強してから、2年後に教員になろうかなと考えています。

佐藤選手は学生最後のシーズンですね

佐藤:1年生のときは関西学生選手権で優勝できたりして良かったんですけど、そこから思うような結果が出ていませんでした。

けど、今回の全日本を「楽しもう」と思えたことで、いい成績が出せるようになってきました。

今年は関西学生選手権や全日学のランクに入りたいですけど、それよりも一戦一戦楽しくやりたいなというのが、今の自分の率直な気持ちですね。

この全日本は楽しかったですか?

佐藤:そうですね。自分はシングルスで金光(宏暢)さんに負けて、ダブルスの2試合と合わせて、トータル3試合しかしてないんですけど本当に楽しかったですし、卓球しててよかったなと改めて思いました。

髙澤:高校2年でジュニアに出て以来、全日本にはずっと出れていなくて、最後の最後にダブルスだけですけど、こうやって後輩が組んでくれて全日本まで連れてきてくれた。それこそ、マジで卓球続けててよかったなって思います。

最後にご褒美じゃないですけど、なんか“頑張ったで賞”みたいになって本当に嬉しいです。

写真:髙澤昇平(國學院大・写真左)/佐藤匠海(関西学院大)/撮影:ラリーズ編集部
写真:髙澤昇平(國學院大・写真左)/佐藤匠海(関西学院大)/撮影:ラリーズ編集部

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全日本卓球選手権

男子ダブルス1回戦

〇髙澤昇平(國學院大)/佐藤匠海(関西学院大)3-0 坪口道和(鎮西学院高職員)/平島希望(鎮西学院大学職員)
11-8/11-9/11-1

男子ダブルス2回戦

髙澤昇平(國學院大)/佐藤匠海(関西学院大)0-3 福澤勇太/星優真(専修大)〇
6-11/6-11/10-12

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