＜全農杯 2025年全日本卓球選手権大会（ダブルスの部）　日程：2025年1月30～2月2日　場所：スカイホール豊田（愛知）＞

31日、2025年全日本卓球選手権大会は大会2日目を迎え、女子ダブルスの部で5回戦が終了。梅村優香/塩見真希（サンリツ）ペアに敗れた佐藤瞳/橋本帆乃香（ミキハウス）ペアが、試合を振り返った。

佐藤瞳/橋本帆乃香（ミキハウス）ペア　コメント

今大会を振り返って

写真：佐藤瞳/橋本帆乃香（ミキハウス）/撮影：ラリーズ編集部

橋本：今大会には他の強豪ペアは出場しない予定ではあったんですが、あまり意識せずに1試合1試合自分たちのペースでやっていこうと思っていました。けど、そう簡単には勝てないということがわかりました。

佐藤：WTTの試合は自分たちが100パーセント向かっていく大会で、今大会は逆に周りは自分たちに向かってくるような形になるだろうなとは思っていました。

WTTの試合以上に自分たちが向かっていかなければ勝ち上がるのはすごく大変だと思っていたんですが、本当にその通りになってしまったという印象です。

今の試合を振り返って

佐藤：まずは第1ゲームでリードしたところから連続で取られてしまったのが痛かったです。

第2、第3ゲームは割と自分たちの形で取れていて、第1ゲームも前半にすごくいい形で入れてただけに、そこを取れなかったことに尽きます。

そして最後になんとか追いついて自分たちが2回マッチポイントを取った場面で、自分が守りの選択をしてしまったと思います。

橋本：第1ゲームは自分たちがしっかり取り切らないと相手はどんどん調子が上がってくるので、リードしたところで取り切れなかったのが勝敗を分けたと言ってもいいと思います。

試合をしている中でも思い切ってプレーができずに固くなってしまっていたので、WTTファイナルズのときに比べたら（相手に）向かっていけなかったなと、気持ちの部分での反省がすごく大きかったです。

相手の粘りや揺さぶりにはどのように対応したのか

写真：佐藤瞳/橋本帆乃香（ミキハウス）/撮影：ラリーズ編集部

佐藤：2人（梅村/塩見ペア）は自分たちの後輩でもあって、どんな形で攻めてくるかはなんとなく頭にはありました。

前後に揺さぶられる形をなるべく取らせないように、誘うような展開を作っていったんですが、第4ゲームからは、相手がより前後に揺さぶる展開を徹底してきて、逆にこっちが先に打たされて振り回されるような展開になってしまったと感じています。

橋本：組み合わせが出た時点で勝ち上がってくる可能性が高いことも分かっていましたし、練習でも色々対策はしていたんですが、相手がかけた変化（の影響）で甘いボールを返してしまう部分があったので、なかなか自分たちの展開にできなかったのかなと思います。

同門（四天王寺高校）対決となったがやりづらさはあったか

写真：梅村優香/塩見真希（サンリツ）/撮影：ラリーズ編集部

佐藤：2人（梅村/塩見ペア）の球質や特徴はある程度分かっていたので、自分たちもすごく警戒して準備していたんですが、難しいところがありました。

全日本の単複分離開催について

佐藤：どうしてもシングルスが先に開催されるということで、1月の練習はほとんどシングルスをやって、シングルスが終わってから2日間ぐらい1日練習でダブルスをやりました。

同時開催であればどちらも並行しながら準備する形なんですが、そこのやりにくさはすごく感じました。

シングルスの時はダブルスがなくて体的にはすごく楽だったんですが、1度シングルスが終わってまたエンジンをかけ直さなきゃいけなかったのは、体力的にも精神的にもすごく難しい部分はありました。

橋本：体力的なことを考えたときにはシングルスだけ、ダブルスだけの方が疲労は少ないかもしれないんですが、自分はどちらかというと試合をたくさんやって調子を上げていくタイプなので、今まで通り同時期に開催してもらったほうが会場の雰囲気やボールにも早く慣れることができます。

なので、自分としてはどちらかといえば同時開催のほうがいいとは思いました。

今年の目標は

橋本：シングルスとダブルスで全日本選手権が終わってしまったんですが、ここからまたWTTなど他の試合はあるので、そこにしっかり切り替えて1つ1つ自分の1番いい成績を出せるように頑張りたいと思います。

佐藤：今年はおそらく海外の試合が中心になっていくと思うので、世界ランキングを少しでも上げられるように1試合1試合全力で頑張りたいです。

世界大会での具体的な目標は

橋本：世界ランキングが日本人の中でも今は8番目にいるのでそこをもっともっと上げていって、グランドスマッシュやチャンピオンズなどの大きい大会に出場したいなっていう風には思っています。

WTTの大きな大会に出場できるように1つ1つ頑張っていこうかなって思います。

佐藤：やっぱり上の大会には日本人上位6名とか4名までとかっていう制限があるので、早くそこに自分が入っていけるようにランキングを上げていくことが目標です。

全日本卓球選手権

女子ダブルス4回戦

〇佐藤瞳/橋本帆乃香（ミキハウス）3-0 平川咲（レゾナック）/新治舞羽（岩瀬日大高）
11-2/11-1/11-5

女子ダブルス5回戦

佐藤瞳/橋本帆乃香（ミキハウス）2-3 梅村優香/塩見真希（サンリツ）〇
6-11/11-6/11-6/4-11/12-14

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