文:ラリーズ編集部
<天皇杯・皇后杯 2026年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)日程:2026年1月20~25日 場所:東京体育館(東京)>
1月23日、ジュニア女子シングルスの決勝戦が行われた。
決勝戦で、小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)は張本美和(木下グループ)と対戦。2023年大会の決勝と同じカードとなったが、小塩は張本にゲームカウント1-3で敗れ、準優勝となった。
試合後、小塩に話を聞いた。
小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎) コメント
──今日の決勝、張本選手に対してどのようなイメージを持って試合に入りましたか?
小塩:勝つ確率は低いとわかっていたので、「一球一球すべて向かっていこう」という気持ちで入りました。
ただ、やっぱり張本選手はボールの質が断然違っていて、最初はどうしたらいいかわからない状態でした。それでも2ゲーム目にしっかり調整して、1ゲーム取れたことはよかったと思います。
──その2ゲーム目は何が良くて取れたと感じていますか?
小塩:ネットやエッジという運もありましたが、チキータを使ったり、バックのボールを少し伸ばすように変えたりしたのが良かったです。
──3ゲーム目は点差を離されましたが、張本選手に変化はありましたか?
小塩:私が1ゲーム取ったことで、彼女がギアを上げてきました。そこが自分たちの実力差かなと感じます。
写真:小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)/撮影:ラリーズ編集部
──2023年もジュニア決勝で張本選手と対戦していますが、当時との違いは感じましたか?
小塩:当時は張本選手もまだオリンピックに出場する前で、「自分も行けるかな」「勝ちたい」という気持ちがはっきりしていました。
でも、今の彼女はオリンピックも経験していて、大事なところで点数を取らせてもらえなくなっていると感じます。私自身も、どこか「強い選手だから」という気持ちが心のどこかにあったかもしれず、向かっていくのが難しかったかもしれないです。
──準決勝の松島美空選手(木下アカデミー)との試合はいかがでしたか?
小塩:小学6年生とは思えないくらいラリーについてきますし、「絶対に負けたくない」という気持ちが試合中に伝わってきました。自分も年齢は考えずに一球一球プレーできたので、そこは良かったです。
──小塩選手といえば、非常にユニークなグリップが特徴ですが、今後どんなプレーヤーになりたいですか?
小塩:このグリップに関しては、自分が一番強いと思っています。真似できる選手は少ないかもしれませんが、「自分みたい(なスタイル)になりたい」と言ってくれる選手が増えたらいいなと思います。
──一般の部では、4回戦で惜しくも敗退となりました。手応えはどうでしたか?
小塩:対戦した鶴岡(菜月)選手は、私の地元・岐阜の十六フィナンシャルグループの選手で、昔から自主練習に付き合ってもらったり、ご飯に行ったりと、よくお世話になっている先輩なんです。
──知っている相手だけに、やりづらさもありましたか?
小塩:はい。組み合わせが出た時から「当たりたくないな」と思っていました。慣れている相手ですが、勝たなきゃいけない。でも、いつもなら決まっているボールが決まらなくて、本当に難しい試合でした。
──今回の全日本全体を振り返って、自己評価はどうですか?
小塩:張本選手の試合では思ったようなプレーができませんでしたが、松島選手や鶴岡選手に勝つことができた部分は良かったと思います。
──今後の目標を教えてください。
小塩:張本選手や、今回3位に入った同級生の髙森(愛央)選手たちと一緒に、五輪や世界選手権に出られたらいいなと思っています。
小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎) 試合結果
3回戦
鈴木希華(マイダス)1-3 小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)〇
11-8 / 5-11 / 7-11 / 5-11
4回戦
佐藤里楠(横浜隼人高)0-3 小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)〇
5-11 / 3-11 / 2-11
5回戦
立川釉菜(明徳義塾中・高)1-3 小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)〇
11-8 / 7-11 / 9-11 / 5-11
準々決勝
大野紗蘭(希望が丘高)1-3 小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)〇
9-11 / 9-11 / 11-6 / 4-11
準決勝
松島美空(田阪卓研)0-3 小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)〇
9-11 / 8-11 / 7-11
決勝
〇張本美和(木下グループ)3-1 小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)
11-6 / 10-12 / 11-1 / 11-6








