写真:山室早矢(桜丘高)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 「自分が勝ったらめっちゃすごいんじゃないか」カットマン・山室早矢、ポジティブ思考で伊藤美誠に大金星まで“あと1点”<全日本卓球2026>
2026.01.24
文:ラリーズ編集部
<天皇杯・皇后杯 2026年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日程:2026年1月20~25日 場所:東京体育館(東京)>
1月23日、女子シングルスではランク決定戦となる5回戦が行われた。
インターハイシングルス準優勝のカットマン・山室早矢(桜丘高)は、スーパーシードとして4回戦から登場。22日の4回戦では強打者・永尾尭子(サンリツ)をフルゲーム9本で下し、ランク決定戦は伊藤美誠(スターツ)と対戦した。
カット打ちに定評のある伊藤に対して山室は、広い守備範囲のカットとロビング、前陣でのフォアカウンターやフォアドライブなど的を絞らせない展開で2ゲームを連取する。
第6ゲームには先にマッチポイントを握るも、ネットインで追い付かれ逆転を許す。最終ゲームは息を吹き返した伊藤の連打を止めきれず、フルゲームで敗れた。
伊藤をあと1点まで追い詰めた山室に試合後話を聞いた。
写真:山室早矢(桜丘高)/撮影:ラリーズ編集部
山室早矢(桜丘高)試合後のコメント
写真:山室早矢(桜丘高)/撮影:ラリーズ編集部
──伊藤美誠選手とは大激闘でした。率直な今の心境をお聞かせください。
山室:伊藤選手はカットマンに対して本当に強くて、あんまり負けてる姿を見たことがありませんでした。試合に入る前はとりあえず1本ずつ食らいつく意識をして頑張ったら、2ゲームリードができて「おっ、いけるかも」みたいな(笑)。
でも最後3-3になった時でも相手は思い切ってプレーしてきて、そこで自分が崩れてしまったのが負けた原因かなと思います。
── 第6ゲームで一度マッチポイントが来ました。相手のレシーブがネットインで入って追いつかれた時はどんな心境でしたか?
山室:正直言うと、カメラがめっちゃ集まってきて「えっ、やばい、勝てる!」と勝ちをちょっと意識しちゃいました……。
でも、最後は置きにいかずに、フォアにロングサービスで攻めていこうと思って出したので、そこの選択は良かったんじゃないかなって思います。
写真:山室早矢(桜丘高)/撮影:ラリーズ編集部
──特に伊藤選手対策の練習をしたというわけではないんですか?
山室:組み合わせを見た瞬間、「カット打ち上手いから伊藤さんかー…」となったんですけど、逆に「ここで自分が勝ったらめっちゃすごいんじゃないか」とプラス思考に考えて「絶対勝ってやろう」と思えました。そこが良かったんだと思います。
負けてしまったんですけど、ここまで自分がいけるという自信にも繋がったので、これから実業団に進みますが、もっと格上の選手に全日本で勝てるようになっていきたいなって思います。
──カウンターもすごく良いタイミングで決まっていました。
山室:インターハイが終わってからは、社会人になっていくっていうことで、守りだけでは強い選手に勝てないとカウンターや前での攻撃など、フォアハンドの強化を全日本までずっとやってきました。
そこが全日本で出せたので、もっと次は磨いて勝てるようにしたいです。
写真:山室早矢(桜丘高)/撮影:ラリーズ編集部
──昨日も強敵の永尾選手に勝利しました。
山室:永尾さんとは2回やってて2回とも負けていました。
左利きの選手は得意ではなかったのですが「絶対勝つ」という気持ちで左対策を毎日練習してきました。カウンターだったりレシーブだったりを徹底的にやってきたので、最後は崩れそうになったんですけど、自分を信じてやれたのが良かったと思います。
また、ベンチには去年も入っていただいた松下智子先生に今年もお願いしました。ずっと指導してもらってきてたので、心強くてそこが最後勝てた勝因だったと思います。
写真:山室早矢(桜丘高)のベンチに入った松下智子さん/撮影:ラリーズ編集部
──社会人になってからの目標を教えてください。
山室:まずは全日本社会人で優勝できるように頑張りたいのと、全日本でランクに入れるように頑張りたいです。
写真:山室早矢(桜丘高)/撮影:ラリーズ編集部
山室早矢(桜丘高)試合結果
4回戦
山室早矢(桜丘高) 4-3 永尾尭子(サンリツ)
7-11/11-9/11-8/11-9/3-11/6-11/11-9
5回戦
山室早矢(桜丘高) 3-4 伊藤美誠(スターツ)
11-7/11-6/6-11/6-11/11-7/11-13/5-11






