佳純、美宇、水谷、丹羽が出場。アジアカップの見どころ


文:座間辰弘(ラリーズ編集部) 写真:getty images

卓球「アジアカップ」が9月15日から9月17日までインドのアーメダバードで開催される。(日本との時差は3時間30分。)

このアジアカップはATTU(Asian Table Tennis Union:アジア卓球連合)が主催する大会で、アジアの選ばれた選手男女各16名が集い、シングルスの個人戦で優勝を争う大会である。

日本からは男子が水谷隼(ITTF世界ランキング8位)、丹羽孝希(同9位)が参戦。女子は石川佳純(同5位)、平野美宇(同6位)に加え、ナショナルチームの馬場美香女子監督が帯同する。

試合方式は、世界ランク上位の12名が4名ずつのグループリーグに分かれてGroupA~Cで総当たり戦を行う。また、アジアの各地域(南・東南・中央・西)から集まった4人で’Continental Cup’を行う。各グループリーグの1,2位は決勝トーナメントへ進出。各グループの3位とContinental Cupの1位によるプレーオフで、残りの2枠が決まる。

前回は、Continental Cupを1位となり、プレーオフを勝ち残って、決勝トーナメント進出した選手がいた。

地元インドの開催ということで、今回はインド人選手も複数名出場するので、より勝ち上がる可能性が高まる。

UTT(Ultimate Table Tennis League)というエンターテイメントとインド選手強化を重視した卓球リーグが始まっているインド。インド人選手が勝ち残れば、インドの卓球熱がより高まるかも知れない。

日本選手の過去のアジアカップ戦績

水谷隼は、2016年大会では、準々決勝で黃鎮廷(中国香港・世界ランキング7位)に敗れ、5位。2015年大会では、準決勝で許昕(中国・同3位)に敗れ、3位となっている。

丹羽孝希は、2015年大会に出場し、優勝した許昕(中国・同3位)をグループリーグで破ったが、ロンドン五輪で日本に立ちはだかった唐鵬(中国香港)に敗れ、7位であった。

石川佳純は、2015年以来の出場。2015年大会は、準々決勝で朱雨玲(中国・同3位)に敗れ5位。

平野美宇は、2016年大会では、準々決勝でフォン・ティエンウェイ(シンガポール・同8位)に敗れ、5位となっている。

直近の試合成績を見ても分かるように、決勝トーナメントを勝ち上がるのは非常に難しい。中国選手でなくても世界のトップレベルの選手と当たるからだ。

逆に、決勝トーナメントで中国選手を破ることが出来れば、優勝の可能性が大きくなる。

開催地アーメダバードとは

アーメダバードは、インドの主要都市の1つである。人口は550万人を越え、ムンバイとを結ぶ500kmの高速鉄道計画が進んでいる。観光の中心となる旧市街には古き良きインドの風情が残っている。また、「インドのマンチェスター」と言われる程、繊維工業が栄えた街である。モディ首相がかつて行政トップを務めるなど、政治的指導者を輩出している都市でもある。つい先日、安倍首相がアーメダバードに来訪したばかりだ。

気温は30度を越えることが多く、雨が降る季節は湿度も高い。大会開催中は、曇りや雨になる可能性がある。

また、この地域のカレー(グジャラートターリー)は野菜が豊富で、全体的にカレーが甘口であるのが特徴。選手達が宿泊するホテルでも出されているのだろうか?

日本男子

水谷隼/所属:木下グループ/世界ランキング8位
丹羽孝希/所属:スヴェンソン/世界ランキング9位

日本女子

石川佳純/所属:全農/世界ランキング5位
平野美宇/所属:JOCエリートアカデミー/大原学園/世界ランキング6位

男子の主要出場選手

許昕(中国・世界ランキング3位 前年度優勝者)
樊振東(中国・世界ランキング2位 2017年アジアチャンピオン)
黃鎮廷(中国香港 世界ランキング7位)
李尚洙(韓国 世界ランキング14位)
荘智淵(台湾 世界ランキング15位)
鄭栄植(韓国 世界ランキング21位)
陳建安(台湾 世界ランキング45位)
ガオニン(シンガポール 世界ランキング46位)
アチャンタ(インド 世界ランキング47位)
何鈞傑(中国香港 世界ランキング55位)

女子の主要出場選手

劉詩文(中国 世界ランキング4位)
丁寧(中国 世界ランキング1位)
フォン・ティエンウェイ(シンガポール 世界ランキング8位)
鄭怡静(台湾 世界ランキング10位)
キム・ソンイ(北朝鮮 世界ランキング22位)
梁夏銀(韓国 世界ランキング22位)
徐孝元(韓国 世界ランキング30位)
杜凱栞(中国香港 世界ランキング32位)
ユ・モンユ(シンガポール 世界ランキング35位)
陳思羽(台湾 世界ランキング43位)
※ランキングはいずれも2017年9月現在

大会名称

第30回アジアカップ卓球大会(30th Table Tennis ITTF-ATTU Asian Cup 2017)

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