目の前の敵に集中するだけ 父の教えで第2ステージ進出<全農杯全日本ホカバ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:本間あやめ(新発田ジュニア)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 目の前の敵に集中するだけ 父の教えで第2ステージ進出<全農杯全日本ホカバ>

2022.07.30

この記事を書いた人
フリーアナウンサー。
元NHKキャスターで、主にスポーツ、報道、情報番組を担当。取材して書くこと・話すことが得意。小学3年生で卓球を始め、慶應義塾大学在学中は全日本大学総合選手権大会(団体の部)出場。夢はスポーツ実況をすること。

<卓球・全日本卓球選手権大会ホープス・カブ・バンビの部 2022年7月28日~31日 グリーンアリーナ神戸>

全農杯全日本卓球選手権大会ホープス・カブ・バンビの部(以下、全日本ホカバ)は、3日目。女子バンビの部リーグ戦で、本間あやめ(新発田ジュニア)が、第2シードの岡田結愛(OKATAKU)を2-1で下し、第2ステージ進出を決めた。

練習したことが出せました


写真:本間あやめ(新発田ジュニア)/撮影:ラリーズ編集部

表彰台圏内の呼び声高い強敵に勝利した本間。

試合後のインタビューに対し、「投げ上げのバックサーブが効いたのと、フォアハンドがしっかり入ったことが良かったと思う」と話した。

この日のために、異質ラバーに対応する練習も行ってきたという。しかし、どれだけ強い相手と戦うかなど、事前には知らなかったという。

父「対戦表の中身は、あえて伝えていない」


写真:本間裕之さん(写真左)と本間あやめ(新発田ジュニア)/撮影:ラリーズ編集部

ベンチに入ったのは、父・本間裕之さんだった。

対戦表を見て一喜一憂する選手も多いはずだが、裕之さんは「私は対戦表の中身をあえて娘に伝えないようにしています。第2シードだとか、娘は知りません。目の前の敵に集中してもらいたいから」。

本来の力が発揮できるようにという父のはからいだった。

試合後のインタビューで親子は、「ここまで来たら、目指すは優勝だよね」と熱い思いを語ってくれた。

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