韓国・済州島で日韓交流戦が開催 明治大・手塚「日本代表の自覚でプレーできた」<卓球・2024年韓国・⽇本⼤学⽣交流戦> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:2024年韓国・⽇本⼤学⽣交流戦に参加した日本選手団/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

大会報道 韓国・済州島で日韓交流戦が開催 明治大・手塚「日本代表の自覚でプレーできた」<卓球・2024年韓国・⽇本⼤学⽣交流戦>

2024.12.10

文:ラリーズ編集部

<卓球・2024年韓国・⽇本⼤学⽣交流戦 日時:令和6年11月6日(水)~10日(日) 場所:西帰浦市多目的体育館(韓国)>

11月6日~10日にかけて、韓国の西帰浦市多目的体育館にて、2024年韓国・⽇本⼤学⽣交流戦が開催された。

この交流戦は、卓球を通じたスポーツ交流だけでなく、互いの文化や価値観に触れる文化交流も目的としており、約5日間にわたり(一社)日本学生卓球連盟と韓国大学卓球連盟の主催で行われた。昨年度は日本で開催し、今年度は韓国の済州島で開催された。

日本選手団の男子に参加者は、手塚崚馬(明治大学)、泊航太(日本体育大学)、三浦裕大(筑波大学)、青山貴洋(中央大学)、中村煌和(愛知工業大学)、加山雅基(日本大学)の6名。女子は、出澤杏佳(専修大学)、枝廣愛(中央大学)、青井さくら(筑波大学)、吉井亜紀(同志社大学)、首藤成美(専修大学)、牧野里菜(筑波大学)の6名が参加した。

男女団体ともに日本が勝利をあげ、大学生トップ選手たちが実力を遺憾なく発揮した。

結果と選手コメントは以下の通り。(コメント提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟)

団体戦結果

男子


写真:日本男子A(泊、三浦、中村)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

日本男子A(泊、三浦、中村):2勝0敗

日本男子A 3-0 韓国A
日本男子A 3-2 韓国B


写真:日本男子B(手塚、青山、加山)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

日本男子B(手塚、青山、加山):2勝0敗

日本男子B 3-1 韓国A
日本男子B 3-0 韓国B

女子

写真:日本女子A(出澤、枝廣、青井)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

日本女子A(出澤、枝廣、青井):2勝0敗

日本女子A 3-0 韓国A
日本女子A 3-0 韓国B


写真:日本女子B(吉井、首藤、牧野)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

日本女子B(吉井、首藤、牧野):2勝0敗

日本女子B 3-0 韓国A
日本女子B 3-0 韓国B

シングルス成績

男子


写真:手塚崚馬(明治大学)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

手塚崚馬(明治大学):3勝0敗


写真:泊航太(日本体育大学)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

泊航太(日本体育大学):3勝0敗


写真:三浦裕大(筑波大学)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

三浦裕大(筑波大学):3勝0敗


写真:青山貴洋(中央大学)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

青山貴洋(中央大学):3勝0敗


写真:中村煌和(愛知工業大学)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

中村煌和(愛知工業大学):3勝0敗


写真:加山雅基(日本大学)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

加山雅基(日本大学):3勝0敗

女子


写真:出澤杏佳(専修大学)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

出澤杏佳(専修大学):3勝0敗


写真:枝廣愛(中央大学)/青井さくら(筑波大学)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

枝廣愛(中央大学):3勝0敗


写真:青井さくら(筑波大学)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

青井さくら(筑波大学):3勝0敗


写真:吉井亜紀(同志社大学)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

吉井亜紀(同志社大学):3勝0敗


写真:首藤成美(専修大学)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

首藤成美(専修大学):3勝0敗


写真:牧野里菜(筑波大学)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

牧野里菜(筑波大学):3勝0敗

手塚崚馬(明治大学)コメント

日本と韓国の卓球のスタイル(男子)の違いについてどう感じましたか?

韓国人選手は、フォアハンド主体の選手が多いように感じました。
ボールの威力やフットワークの速さがすごく、普段から練習している日本の選手とは違うところが多かったです。

全勝できた要因について教えてください


写真:手塚崚馬(明治大学)/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

勝因としては、日本の代表として出場させてもらったので、しっかり自覚を持って絶対に勝つという気持ちでプレーできたことです。
また、自分のプレーを活かし、攻める卓球ができたのも理由の1つです。

日本選手団(男子)は卓球以外の交流ではどのような雰囲気でしたか?思い出などあれば教えてください。

参加した選手は全員違う大学のメンバーでしたが、この日韓交流会で仲が深まり、観光ではみんな楽しく有意義な時間が過ごせました。
1番の楽しかった思い出は、全員で済州島で買い物ができたことです。

今後の課題や目標があれば教えてください。

今後の課題は、この日韓交流会で得た経験を活かして一球一球のボールの質を高めることと、フットワークの速さを追求していきたいです。
目標は、来年の全日本選手権でランク入りを目指して頑張りたいと思います。

出澤杏佳(専修大学)コメント

日本と韓国の卓球のスタイル(女子)の違いについてどう感じましたか?

韓国人選手はどの選手もフットワークがとても良く体の使い方も綺麗で、私も参考にしたい部分がたくさんありました。
また、大きいラリーの質が非常に高いと思います。

試合を通して印象に残ったことはありますか?

日本選手(女子)は、団体戦・個人戦ともに韓国人選手に全勝で終えることができ、非常に良かったと思います。

レセプションパーティーや、文化交流があったとお聞きしました。卓球以外で印象に残ったことがあれば教えてください。

実は高校時代に参加した日韓交流戦の時から仲のいい選手が何人かいて、レセプションパーティーでは久しぶりの再会でたくさん話すことができて楽しかったです。
現在も大学で卓球を続けていなければ、絶対に出会えなかった韓国の友達と再び交流を深めることができ、とても嬉しく思っています。

事業を終えて楽しかった思い出はありますか?

観光の日にはみかん狩り、済州ジェット、ゴーカートなどたくさん楽しませていただきました。
特に済州ジェットは海の上を水上ジェットで走るもので、私自身初めての体験だったのでとても興奮しました。また乗りたいです!(笑)


写真:済州ジェットに乗る日韓選手団/提供:一般社団法人 日本学生卓球連盟

ゴーカートも大好きなので、小学生以来乗ることができて本当に楽しかったです。また、サムギョプサルや参鶏湯、ダッカルビなど、韓国の有名なご飯をたくさん食べれて幸せでした!

その他の選手コメント

泊航太(日本体育大学)

今回、日韓交流戦に参加することで、自分の人生にとって大きなプラスになると感じました。このような貴重な経験をさせていただき、本当に感謝しています。

また、運営やサポートをしてくださった方々にも心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

三浦裕大(筑波大学)

今回、日韓交流戦に参加させていただき、競技面の成長だけでなく、異文化交流を通じた新たな経験によって人間的にも成長できた時間を過ごすことができました。
今回の経験を糧にして、今後の人生に活かしていきたいと思います。

青山貴洋(中央大学)

韓国選手と練習や試合をして、戦術やメンタル面など日本選手とは違う考え方を学ぶことができました。
今回の日韓での経験を活かしてこれからも頑張ります。

中村煌和(愛知工業大学)

卓球での交流だけではなく、韓国の選手と共に向こうの文化を通した交流をする事が出来ました。
今回、様々な方のご縁もあって参加することができたので、今回得たものをこれからの生活に活かし、更に上を目指して努力していきます。

加山雅基(日本大学)

両国選手の高度な技術と熱意を感じる事ができました。
また、競技を超えた交流や友情の芽生えも印象的で、スポーツの持つ力にも感動しました。今回のこの経験を今後の自分の人生に活かしていきたいです。

枝廣愛(中央大学)

卓球のことはもちろんですが、言葉や環境など様々な部分で学ぶことが多く、とても有意義な時間を過ごすことができました。
今後学んだことを活かして精進していきたいです。

青井さくら(筑波大学)

海外でも自分の卓球の力を試したいという思いが強くなりました。また、異文化交流は自分の世界を広げてくれるものだと感じました。
このような経験をできたことに感謝し、今回得た知識をこれからの人生に役立てていきたいと思います。

吉井亜紀(同志社大学)

韓国選手と交流させていただいて、ボールの質や戦い方などの戦術的な部分の違いを体験することができました。
また、現地の方々や監督方にもお世話になり感謝の気持ちを忘れずに交流戦を活かして所属チームでも頑張ろうと思いました。

首藤成美(専修大学)

普段使わない言語やジェスチャーなどで韓国人選手と仲を深めることが出来ました。また、技術面では、打つコースやサーブの変化など圧倒される部分がありました。
今回の交流戦で学んだことを活かしこれからも成長していきたいと思います。

牧野里菜(筑波大学)

私は普段、海外選手と試合をする機会がほとんどないので非常に良い経験になりました。また、韓国人選手と交流を深めることができ良かったです。
今回の経験を活かして、競技面でも人間的にもさらに成長していけるように頑張ります。