専修大、5シーズンぶりの優勝 明治大との激戦制す<2019年秋季関東学生卓球リーグ戦> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:三部航平(専修大学)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 専修大、5シーズンぶりの優勝 明治大との激戦制す<2019年秋季関東学生卓球リーグ戦>

2019.09.13

文:ラリーズ編集部

<2019年秋季関東学生卓球リーグ戦 2019年9月4日、5日、11日~13日>

12日、秋季関東学生卓球リーグ戦(以下、リーグ戦)が所沢市民体育館で行われた。5日間で全7試合行われる1部リーグ戦の第5戦、第6戦が行われた。

男子・第6戦

第6戦の見どころはやはり、全勝対決の明治大学と専修大学の優勝を争う一戦だった。

専修大学は、1番の及川(専修大学)が龍崎(明治大学)に完勝するも、2番の星翔太(専修大学)が遠藤竜馬(明治大学)に、3番の上村太陽(専修大学)が西康平(明治大学)にそれぞれ敗れる展開に。ダブルスからの巻き返しを図りたかったが、そのダブルスも明治大学ペアにストレートで敗戦。

マッチカウント1-3と後がなくなった専修大学であったが、ここから底力を見せた。5番の吉田海斗(専修大学)が出雲卓斗(明治大学)を下すと、6番の三部航平(専修大学)も沼村斉弥(明治大学)を退ける。勝負の行方はラストに委ねられた。


写真:遠藤竜馬(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部

ラストは蛭田龍(専修大学)と菅沼湧輝(明治大学)の戦いに。幸先よく蛭田が2ゲーム先取し、勝利に王手をかけるも、菅沼も喰らいつく。第3、第4ゲームも取り最終ゲームへ突入。

最終ゲームは、手に汗握る一進一退の攻防が繰り広げられた。蛭田(専修大学)が17-15で第5ゲームを制し、4時間弱に渡るこの一戦は、専修大学の勝利で幕を閉じた。その結果、専修大学は、最終日を待たずして5シーズンぶり30回目の優勝を決めた。


写真:吉田海斗(専修大学)/撮影:ラリーズ編集部

男子結果

第5戦

専修大学(5勝0敗) 4-0 早稲田大学(4勝1敗)
明治大学(5勝0敗) 4-3 中央大学(4勝1敗)
筑波大学(1勝4敗) 4-0 大正大学(0勝5敗)
日本体育大学(1勝4敗) 4-3 法政大学(0勝5敗)

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第6戦

専修大学(6勝0敗) 4-3 明治大学(5勝1敗)
筑波大学(2勝4敗) 4-2 日本体育大学(1勝5敗)
早稲田大学(5勝1敗) 4-2 中央大学(4勝2敗)
法政大学(1勝5敗) 4-1 大正大学(0勝6敗)

女子・第6戦


写真:石川梨良(青山学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

ここまで5戦全勝の早稲田大学と第5戦で中央大学を破った青山学院大学の試合はラストまでもつれる大接戦となった。

早稲田大学は、1番の笹尾明日香(早稲田大学)が三條裕紀(青山学院大学)を下すと、2番は宮崎翔(青山学院大学)が勝利し、マッチカウント1-1の展開に。3番ダブルスを早稲田大学が取ると、4番は青山学院大が競り勝ち、4試合終わって2-2とお互い譲らない。

後半戦は、5番ダブルスの鎌田/金子(早稲田大学)がゲームオールデュースで勝って勝利に王手をかけるも、6番の鎌田(早稲田大学)が秋山(青山学院大学)に負け、マッチカウント3-3となる。

ラストは黒野葵衣(早稲田大学)と石川梨良(青山学院大学)の対戦に。1-1で迎えた第3ゲームを石川(青山学院大学)が競り勝つと、その勢いのまま石川(青山学院大学)がこの一戦を制し、青山学院大学に勝利をもたらした。


写真:秋山星(左)/杉本恵(青山学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

女子結果

第5戦

青山学院大学(4勝1敗) 4-2 中央大学(4勝1敗)
早稲田大学(5勝0敗) 4-0 東京富士大学(3勝2敗)
日本大学(1勝4敗)4-1 筑波大学(0勝5敗)
専修大学(3勝2敗) 4-3 日本体育大学(0勝5敗)

第6戦

青山学院大学(5勝1敗) 4-3 早稲田大学(5勝1敗)
中央大学(5勝1敗) 4-1 東京富士大学(3勝3敗)
日本大学(2勝4敗)4-0 日本体育大学(0勝6敗)
専修大学(4勝2敗) 4-1 筑波大学(0勝6敗)

最終日、どんな結果が待っているか

いよいよ最終日を迎える秋季リーグ戦。

男子の部では、専修大学が優勝を決めたが、最終日の中央大学との戦いに勝利して全勝優勝を達成することができるだろうか。

女子の部では、優勝校が決まるのは最終日に持ち越された。5勝1敗で早稲田大学と中央大学、青山学院大学が並ぶ大接戦を演じている。どの大学がこの混戦を抜け出し、優勝を果たすのか。目が離せない。