文:ラリーズ編集部
<第86回全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部) 2019年10月25日(木)~10月27日(日)>
26日、大学生No.1を決める全日本大学総合卓球選手権大会(以下、全日学)が大会2日目を迎えた。男子シングルスではトーナメントを順調に勝ち上がった龍崎東寅(明治大)が渡井丈人士(駒沢大)と4回戦で対戦。ランク決定戦となったこの試合からは7ゲームマッチとなり、ゲームカウント4-0で龍崎が勝利を収めた。
龍崎は今大会ダブルスで準優勝を果たしており、行きつく暇なくシングルスに入る。シングルスでも粘り強いラリー力を武器に勝ち上がってきた。対する渡井は静岡学園出身で、長身のリーチを活かした巧みな台上処理と、パワーあるドライブが持ち味で、2年生ながらも駒沢大の主力として活躍している。
この試合では、1ゲーム目を競り合いながらも龍崎が奪うと、2ゲーム目以降は終始龍崎が主導権を握ってゲームが進む。この日5試合目となる龍崎は最後まで運動量を落とさずプレーし続け、いち早く4回戦突破を決めた。
試合後のコメント
写真:ダブルスでの龍崎東寅(明治大・写真右)/撮影:ラリーズ編集部
この日ダブルスを含めて5試合を戦った龍崎はダブルスについて「今回は本当に優勝するチャンスが絶対あると思って、優勝を意識してやってきました。決勝もチャンスがある試合だったんですけど、勝てなくて本当に悔しいですね」と悔しさをにじませた。
しかし、シングルスについては「ダブルスが準優勝で結構悔しくて、そこでいつもなら切り替えられないこともあったんですけど、今回はしっかり気持ちを切り替えてシングルスに臨めたのは良かったです。(渡井との対戦について)相手は結構やりやすかったんで、大きいラリーをほぼ制することができて、そういうところで流れを持って行けたのが勝因ですね」とシングルスではうまくメンタルを調整し、手応えをつかんだ様子だった。
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試合結果
写真:渡井丈人士(駒沢大)/撮影:ラリーズ編集部
龍崎東寅(明治大) 4-0 渡井丈人士(駒沢大)