専大・及川「率直に嬉しい」2連覇達成 女子は中大・森田が初優勝<卓球・全日学> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:及川瑞基(専修大)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 専大・及川「率直に嬉しい」2連覇達成 女子は中大・森田が初優勝<卓球・全日学>

2019.10.27

文:ラリーズ編集部

<第86回全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部) 2019年10月25日(金)~10月27日(日)>

27日、全日本大学総合卓球選手権大会(以下、全日学)の男女シングルス決勝が行われ、令和初の全日学シングルス王者が決定した。


写真:及川瑞基(専修大)/撮影:ラリーズ編集部

男子は、今大会2冠のかかる木造勇人(愛知工業大)と昨年に続きシングルス2連覇のかかる及川瑞基(専修大)の対決となった。試合は、1ゲーム目こそ木造が制すも、2ゲーム目以降は及川が圧巻のラリー力を見せ、見事2連覇を達成した。


写真:森田彩音(中央大学)/撮影:ラリーズ編集部

Tリーグ・TOP名古屋かつ中央大所属のチームメート対決になった女子シングルスは、第1シードの4年・森田彩音が3年・山本笙子を下し、最後の全日学で嬉しい初優勝を飾った。

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試合後のコメント

及川瑞基(専修大)


写真:及川瑞基(専修大)/撮影:ラリーズ編集部

「率直に嬉しい気持ちがまず1つ。僕の中で一番苦しかったのが松山選手(愛知工業大)との準決勝。3-1リードして流れも良かったが、1ゲームをとられて苦しくなった。そこで自分の中で整理して我慢できたので、決勝もいいプレーができたのではないかと思う」と激戦となった松山祐季(愛知工業大)との試合を振り返った。

決勝の木造戦も1ゲーム目を先取される展開だったが「いろいろ考えすぎてしまって、体も止まっていた。2ゲーム目から自分がやるべきことがわかってきた」と切り替えて逆転勝利を掴んだ。

今後の目標については「1月には全日本もあるので、全日本でランク以上入れるように目指してやっていきたい。(全日学優勝で出場権を得た)世界選手権選考会でも代表を狙って、練習に取り組んでいきたい」と次戦以降に向けて意気込みを語った。

森田彩音(中央大)


写真:森田彩音(中央大学)/撮影:ラリーズ編集部

全日学制覇について聞かれ「4年間ずっと全日学優勝することが目標だった。お父さんと絶対優勝しようと約束していたので果たせてよかった。第1シードだと向かってこられることも多くて、苦しい試合もあったが、どんな試合でも自分のペースで焦らないでやるというのがテーマだった。それが最後までしっかりできたのが良かった」と第1シードのプレッシャーを跳ね除けた優勝について語った。

決勝の山本戦については「普段一緒に練習している選手。なんとか頭を使って工夫して戦うことができた」と同士討ちならではの難しさを攻略し栄冠を掴み取った。

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全日学決勝

男子結果


写真:木造勇人(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部

〇及川瑞基(専修大)4-1 木造勇人(愛知工業大)

女子結果


写真:山本笙子(中央大)/撮影:ラリーズ編集部

〇森田彩音(中央大)4-2 山本笙子(中央大)

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