愛工大・宮本、後輩下し男子単優勝 女子単は高2・杉田が制す<卓球・大阪オープン> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:宮本春樹(愛知工業大・写真は2019全日学の時)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 愛工大・宮本、後輩下し男子単優勝 女子単は高2・杉田が制す<卓球・大阪オープン>

2020.02.17

文:ラリーズ編集部

<第59回大阪国際招待卓球選手権大会(大阪オープン) 2020年2月14日~2月16日>

16日、大阪オープンは大会最終日を迎え、すべての種目で優勝者が出揃った。

男子は宮本春樹が先輩の意地を見せ優勝


写真:篠塚大登(愛工大名電高・写真は2019インハイ時)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルス決勝には、宮本春樹(愛知工業大)と篠塚大登(愛工大名電高)が登場。宮本が愛工大名電高出身であることから、4つ下の篠塚との“先輩後輩”対決が実現した。

宮本が第1ゲームを取ると、第2ゲームは篠塚が奪った。第3ゲーム、第4ゲームをそれぞれ1ゲームずつ取って勝負は最終ゲームへ。宮本が自分の流れに持っていき、11-5で試合終了。宮本が先輩としての意地を見せ、優勝を果たした。

女子シングルスは高校生・杉田が圧巻のプレー


写真:杉田陽南(香ヶ丘リベルテ高・写真は全日本時)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス決勝には杉田陽南(香ヶ丘リベルテ高)と永尾尭子(デンソー)が登場。

2017年に行われた第56回同大会でカデット女子の部で優勝した杉田と、同じく2017年の全日本選手権女子シングルスで3位となった永尾による実力者対決となった。

第1、第2ゲームを杉田が連取すると、第3ゲームを取り返した永尾が第4ゲームも勢いに乗って得点を狙いに行くが、杉田がしっかりと対応し11-6で杉田が奪い、優勝を飾った。

男女ダブルスも優勝ペアが決定


写真:左から岩越帆香・笹尾明日香(早稲田大学・写真は関東学生秋季リーグ時)/撮影:ラリーズ編集部

2日目に行われた男女ダブルスの決勝戦。男子ダブルスでは、横谷晟・谷垣佑真(愛工大名電高)ペアが葉波啓・川上尚也(早稲田大)ペアを3-0のストレートで下し初優勝。高校生ペアの優勝は、2017年同じく愛工大名電高の木造勇人・髙見真己ペア(現・愛知工業大)以来3年ぶりとなった。

女子ダブルスでは、先日の見どころの記事でも紹介した笹尾明日香・岩越帆香(早稲田大)ペアが順当に決勝進出。決勝戦では、松本静香・上田真実(愛知工業大)ペアと対決した。2度のデュースを乗り越え、3-0で優勝。昨年の準優勝から頂点に登る形となった。

どの種目においても若手の選手の活躍がみられた今大会。全国から予選を勝ち抜いてきた強者や招待された海外の選手らが集まる大阪オープン。早くも来年の開催が待ち遠しいところだ。

大阪オープン 決勝戦結果

男子シングルス決勝

◯宮本春樹(愛知工業大) 3-2 篠塚大登(愛工大名電高)
11-6/6-11/11-9/6-11/11-5

女子シングルス決勝

〇杉田陽南(香ヶ丘リベルテ高) 3-1 永尾尭子(デンソー)
11-7/11-7/7-11/11-6

男子ダブルス決勝

〇横谷晟/谷垣佑真(愛工大名電高) 3-0 葉波啓/川上尚也(早稲田大)
14-12/11-8/11-6

女子ダブルス決勝

〇笹尾明日香/岩越帆香(早稲田大) 3-0 松本静香/上田真実(愛知工業大)
11-9/12-10/12-10