文:ラリーズ編集部
<令和2年度秋季関西学生リーグ戦(1・2部) 9月4日~6日・横大路運動公園体育館>
5日、令和2年度秋季関西学生リーグ戦男子1部の試合が行われた。ダブルヘッダーとなった大会2日目は、同志社大学と立命館大学が2勝1敗で残り1試合、近畿大学が2勝2敗で全日程を終えるという混戦模様が続いている。
大会2日目の第1戦は同志社大、立命館大学が勝利
大会2日目の男子1部1試合目では、昨秋53年ぶり優勝の関西大学と昨秋4位の同志社大学が対戦した。関西大学はエースの福本卓朗(3年)が1番で勝利するも、2番の関西大・津村優斗(鳥取敬愛高卒)と同志社大・久世雄登(知立東高卒)のルーキー対決を、久世が制しチームを勝利に導いた。
写真:久世雄登(同志社大学)/撮影:ラリーズ編集部
もう1試合は、高須航(愛工大名電高卒)、三谷尚輝(城南高卒)、三浦竜樹(遊学館高卒)と1年生3人をオーダーに並べた立命館大学が勝利し、今季初勝利を挙げた。
第2戦で関大が初白星
男子1部2試合目は、今季勝利がなかった関西大学は、エース福本、ルーキー津村に次ぎ、同じくルーキーの園家凌太(北海道科学大学高卒)、4年生の杉山孝知が意地を見せ、4-1で立命館大学から勝ち星をあげた。
写真:園家凌太(関西大学1年)/撮影:ラリーズ編集部
今大会3戦3勝と大車輪の活躍を見せる福本は「自分と津村が絶対勝たないといけない。責任を大きく感じる。津村も1年生ながら絶対勝たないといけないというプレッシャーがある中で、今回4-1で勝てたのは大きいと思います」と振り返った。
写真:福本卓朗(関西大学)/撮影:ラリーズ編集部
1年生ながら今大会すでに2勝をあげている津村に関しては、「素質はあると思うし、爆発力もあってとても頼りになる後輩」と期待を寄せた。
関学大・大西主将「最後勝って笑顔で終わりたい」
男子1部のもう1試合は、主将の大西尚弥(関西学院大学4年)を筆頭に5選手全てが勝利した関西学院大学が近畿大学を下した。
試合後、チーム唯一の4年生で出場した大西は「(トップの)萩原が頑張ってくれて、全員が自分のペースで試合ができたと思います」と後輩の活躍に目を細めた。
写真:大西尚弥(関西学院大学)/撮影:ラリーズ編集部
続けて、主将としてチーム全体のことを思いやり「関学は人数が多いので、みんなで応援して戦いたかったが、そういう形ではいかないのは仕方ない。試合ができるだけでありがたいので、試合開催に尽力してくださった関係者に感謝しています。僕がキャプテンとしての試合は終わりなので、最後勝って笑顔で終わりたいです」と最終日へ意気込んだ。
大会最終日 優勝の行方は?
大会最終日は立命館大学 – 同志社大学、関西大学 – 関西学院大学の2カードが行われる。有終の美を飾るのはどのチームか。熱戦から最後まで目が離せない。
男子1部第3戦
関西大学(2敗) 2-3 〇同志社大学(2勝1敗)
写真:杉山孝知(関西大学)/撮影:ラリーズ編集部
〇福本卓朗 3-0 近藤怜央
津村優斗 1-3 〇久世雄登
西本晃樹 0-3 〇亀田智士
坪田一秀 0-3 〇永田悠貴
〇杉山孝知 3-2 竹村浩輝
〇立命館大学(1勝1敗) 5-0 近畿大学(2勝1敗)
写真:割石佑介(立命館大学)/撮影:ラリーズ編集部
〇三谷尚輝 3-2 山下海大
〇割石佑介 3-2 溝田雅斗
〇西川純平 3-1 岸田竜輝
〇三浦竜樹 3-2 太田周志
〇高須航 3-0 鶴亀蓮太郎
男子1部第4戦
〇関西学院大学(2勝1敗) 5-0 近畿大学(2勝2敗)
写真:楊奇真(関西学院大学)/撮影:ラリーズ編集部
〇萩原卓樹 3-0 岸田竜輝
〇楊奇真 3-2 山下海大
〇吉田勝紀 3-0 溝田雅斗
〇大野聖弥 3-0 鶴亀蓮太郎
〇大西尚弥 3-0 太田周志
〇関西大学(1勝2敗) 4-1 立命館大学(1勝2敗)
写真:福本卓朗(関西大学)vs割石佑介(立命館大学)/撮影:ラリーズ編集部
〇福本卓朗 3-2 割石佑介
奥野武留 0-3 〇三谷尚輝
〇津村優斗 3-0 今田祐樹
〇園家凌太 3-1 三浦竜樹
〇杉山孝知 3-0 高須航