文:ラリーズ編集部
<東海学生卓球選手権 6月12~13日 場所:一宮市総合体育館>
6月12日と13日の2日間にわたって、愛知県の一宮市総合体育館で東海学生卓球選手権が行われた。コロナウイルスの感染予防のため、無観客試合で行い、参加する選手は検温とアルコール消毒が義務付けられた。男女シングルス、男女ダブルスの全4種目が行われ、すべての種目において決勝は愛知工業大学の選手による同士討ちとなった。
男子シングルスでは木造が横谷との同士討ちを制す
写真:横谷晟(愛知工業大)/提供:東海学生卓球連盟
男子シングルス決勝には木造勇人(愛知工業大)と横谷晟(愛知工業大)が登場した。木造は準決勝で髙見真己(愛知工業大)とフルゲームに及ぶ熱戦を3-2で制し決勝の舞台に立った。一方横谷は準決勝で劉念(朝日大)を3-1で下し決勝に進んだ。
決勝では木造が横谷を圧倒し、11-6、11-5と連続で2ゲームを取り王手へ。横谷が挽回を試みるも、最後は11-2で木造が抑え3-0のストレートで優勝を決めた。木造にとっては2018年度大会以来、3大会ぶりの表彰台かつ初優勝となった。
女子シングルスは信田が前回大会を超える活躍
写真:女子シングルス優勝の信田ことみ(愛知工業大)/提供:東海学生卓球連盟
女子シングルス決勝には信田ことみ(愛知工業大)と大川真実(愛知工業大)が登場。信田は準決勝で後輩である岡田琴菜(愛知工業大)を3-1で下し決勝へ進んだ。対する大川は準決勝で、前回大会ベスト16に入った石田瑳歩(中京大)を3-0のストレートで破り、1年生ながら決勝まで勝ち進んだ。
決勝では信田が終始大川を圧倒する展開となった。信田が2ゲームを先取し王手をかけると、続く3ゲーム目も大川にゲームポイントを渡さずに信田が取り切り優勝を飾った。信田は前回大会でのベスト8から躍進する形となった。
男子ダブルスは愛工大が表彰台を独占
写真:男子ダブルス優勝の曽根翔/髙見真己ペア(愛知工業大)/提供:東海学生卓球連盟
男子ダブルスでは準決勝から愛知工業大の選手による同士討ちとなった。その中で決勝へと駒を進めたのが曽根翔/髙見真己ペア(愛知工業大)と横谷晟/中村光人ペア(愛知工業大)である。曽根/髙見ペアは準決勝で宮本春樹/田原彰悟ペア(愛知工業大)に3-0で勝利、対する横谷/中村ペアは、木造勇人/田中佑汰ペア(愛知工業大)とのフルゲームを制している。
決勝では曽根/髙見ペアが2ゲームを先取して王手をかけた。続く3ゲーム目で横谷/中村ペアが1ゲームを取り返すも反撃はここまで。4ゲーム目を曽根/髙見ペアが取り、優勝を飾った。
女子ダブルスは1年生ペアが接戦を制す
写真:女子ダブルス優勝の岡田琴菜/大川真実ペア(愛知工業大)/提供:東海学生卓球連盟
女子ダブルス決勝には岡田琴菜/大川真実ペア(愛知工業大)と江戸絢音/高田菜々美ペア(愛知工業大)が進んだ。岡田/大川ペアは準決勝で太田掌子/石田瑳歩ペア(中京大)を下し、江戸/高田ペアは谷渡亜美/信田ことみペア(愛知工業大)に3-2で勝利している。
決勝では互いに譲らない熱戦となった。1ゲーム目、3ゲーム目を江戸/高田ペアが、2ゲーム目、4ゲーム目を岡田/大川ペアが取り最終ゲームへ。最後は岡田/大川ペアが11-8で抑え、初優勝を飾った。
東海学生選手権 成績
男子シングルス結果
写真:男子シングルス優勝の木造勇人(愛知工業大)/提供:東海学生卓球連盟
1位 木造勇人(愛知工業大)
2位 横谷晟(愛知工業大)
3位 髙見真己(愛知工業大)、劉念(朝日大)
女子シングルス結果
写真:女子シングルス優勝の信田ことみ(愛知工業大)/提供:東海学生卓球連盟
1位 信田ことみ(愛知工業大)
2位 大川真実(愛知工業大)
3位 岡田琴菜(愛知工業大)、石田瑳歩(中京大)
男子ダブルス結果
写真:男子ダブルス優勝の曽根翔/髙見真己ペア(愛知工業大)/提供:東海学生卓球連盟
1位 曽根翔/髙見真己(愛知工業大)
2位 横谷晟/中村光人(愛知工業大)
3位 木造勇人/田中佑汰(愛知工業大)、宮本春樹/田原彰悟(愛知工業大)
女子ダブルス結果
写真:女子ダブルス優勝の岡田琴菜/大川真実ペア(愛知工業大)/提供:東海学生卓球連盟
1位 岡田琴菜/大川真実(愛知工業大)
2位 江戸絢音/高田菜々美(愛知工業大)
3位 太田掌子/石田瑳歩(中京大)、谷渡亜美/信田ことみ(愛知工業大)
木造勇人インタビュー
写真:木造勇人/撮影:伊藤圭
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