文:ラリーズ編集部
<第90回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部) 7月1日~4日 場所:島津アリーナ京都>
4日、第90回全日本大学総合卓球選手権団体の部が最終日を迎え、男女決勝戦が行われた。男子は愛知工業大学が連覇達成、女子は早稲田大学が2018年以来の優勝を飾った。また、殊勲賞には男子は田中佑汰(愛知工業大学)、女子は岩越帆香(早稲田大学)が選ばれた。
男子は愛知工業大学が層の厚さを見せる
男子団体決勝には優勝候補として注目された2校が登場。愛知工業大学、明治大学ともに決勝まで1本も落とさない順当な勝ち上がりを見せていた。
写真:1番シングルスの曽根翔(愛知工業大)と戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部
1番で愛知工業大学の大型ルーキー、曽根翔(愛知工業大)が戸上隼輔(明治大)に3-1で勝利すると、続く2番では関東学生新人戦で優勝した宮川昌大(明治大)が木造勇人(愛知工業大)に3-0で勝利。前半で、アジア選手権代表の2選手が敗れる波乱が起こった。
写真:宮川昌大(明治大)/撮影:ラリーズ編集部
3番のダブルスでは戸上/宇田幸矢ペア(明治大)が木造/田中佑汰ペア(愛知工業大)に3-1で勝利すると、4番で田中が宇田にダブルスのリベンジを果たし、勝負はラストの髙見真己(愛知工業大)と西康洋(明治大)に託された。
写真:戸上隼輔・宇田幸矢(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部
互いに1ゲームずつ奪い合った両者だったが、3ゲーム目から髙見の幅広い戦術が功を奏し、2ゲームを連取して勝利した。愛知工業大学が選手層の厚さを見せ、2連覇を達成した。
写真:髙見真己(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部
男子団体決勝 結果
写真:男子優勝の愛知工業大学/撮影:ラリーズ編集部
愛知工業大学 3-2 明治大学
〇曽根翔 3-1 戸上隼輔
11-9/11-9/5-11/11-8
木造勇人 0-3 宮川昌大〇
7-11/6-11/8-11
木造勇人/田中佑汰 1-3 宇田幸矢/戸上隼輔〇
13-15/11-6/9-11/5-11
〇田中佑汰 3-0 宇田幸矢
11-9/11-9/11-9
〇髙見真己 3-1 西康洋
11-9/5-11/11-5/11-5
女子は早稲田大が東西対決を制する
女子団体決勝には早稲田大学と神戸松蔭女子学院大学が登場した。早稲田大学は準決勝で優勝候補の一角であった専修大学を3-1で破り決勝へ、神戸松蔭女子学院大学は、東京富士大学と準決勝で対戦し、3-0で勝利している。
写真:笹尾明日香(早稲田大学)/撮影:ラリーズ編集部
試合は早稲田大学が関東1部、神戸松蔭女子学院大学が関西1部に所属していることもあり、東西対決として注目された。早稲田大学は1番と2番に笹尾明日香と杉田陽南の2枚看板がともに最終ゲームにもつれこむ接戦を繰り広げながらも3-2で勝利し、2-0で王手をかけた。
写真:杉田陽南(早稲田大学)/撮影:ラリーズ編集部
後がない神戸松蔭女子学院大学はダブルスの枝廣瞳/鶴岡菜月ペアに望みを託すも、早稲田大学の笹尾明日香/岩越帆香ペアに0-3のストレートで敗れた。関東1部の早稲田大学が3-0で勝利し、2018年度大会以来の王座に返り咲いた。
写真:笹尾明日香/岩越帆香(早稲田大学)/撮影:ラリーズ編集部
女子団体決勝 結果
早稲田大学 3-0 神戸松蔭女子学院大学
〇笹尾明日香 3-2 枝廣瞳
7-11/10-12/11-3/11-5/11-5
〇杉田陽南 3-2 木塚陽菜
11-5/11-9/9-11/11-13/11-8
〇笹尾明日香/岩越帆香 3-0 枝廣瞳/鶴岡菜月
11-8/11-9/11-6
岩越帆香 – 鶴岡菜月
黒野葵衣 – 鈴木理彩
インカレ 最終結果
男子団体
1位 愛知工業大学(2連覇)
写真:男子優勝の愛知工業大学/撮影:ラリーズ編集部
2位 明治大学
写真:男子準優勝の明治大学/撮影:ラリーズ編集部
3位 日本大学
写真:男子3位の日本大学/撮影:ラリーズ編集部
4位 福岡大学
写真:男子4位の福岡大学/撮影:ラリーズ編集部
5位 中央大学
6位 日本体育大学
7位 関西学院大学
8位 早稲田大学
女子団体
1位 早稲田大学
写真:女子優勝の早稲田大学/撮影:ラリーズ編集部
2位 神戸松蔭女子学院大学
写真:女子準優勝の神戸松蔭女子学院大学/撮影:ラリーズ編集部
3位 専修大学
写真:女子3位の専修大学/撮影:ラリーズ編集部
4位 東京富士大学
写真:女子4位の東京富士大学/撮影:ラリーズ編集部
5位 日本体育大学
6位 國學院大學
7位 同志社大学
8位 朝日大学
男女殊勲賞
写真:殊勲賞の田中佑汰(愛知工業大学)・岩越帆香(早稲田大学)/撮影:ラリーズ編集部
男子:田中佑汰(愛知工業大学)
女子:岩越帆香(早稲田大学)