写真:岡田琴菜/大川真実(愛知工業大)ペア/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 男子複は明治大vs愛工大 女子複はTリーガー対決 ダブルスを制すのはどのペアか<卓球・全日学3日目見どころ>
2021.10.30
文:ラリーズ編集部
<第87回全日本大学総合卓球選手権大会 個人の部 日時:10月28日~31日 場所:埼玉県・所沢市民体育館>
29日、全日本大学総合卓球選手権大会は2日目を迎え、男女ダブルスの準々決勝までと、男女シングルスの2回戦までが行われた。
2日目総括
写真:中村光人/横谷晟(愛知工業大)ペア/撮影:ラリーズ編集部
男子ダブルスでは、準々決勝で各大学の主力ペアの熱戦が繰り広げられた。第2シードの宇田幸矢/戸上隼輔(明治大)ペアは準々決勝で高見真己/曽根翔(愛知工業大)ペアと対戦し、3-1で勝利して準決勝に進出した。ほかにも、中村光人/横谷晟(愛知工業大)ペアは4回戦でTリーグ出場経験のあるペアに勝利すると、準々決勝では明治大のペアに勝利してきた浅津碧利/小野寺翔平(中央大)ペアとフルゲームの熱戦を繰り広げながら3-2で勝利した。
写真:黒野葵衣/中島彩希(早稲田大)ペア/撮影:ラリーズ編集部
女子ダブルスでは、岡田琴菜/大川真実(愛知工業大)ペアら外シードのペアが順当に準決勝まで駒を進めた。一方で、黒野葵衣/中島彩希(早稲田大)ペアは4回戦で青山学院大のペアに勝利すると、準々決勝では外シードのペアに勝利してきた小畑美菜/高橋沙希(國學院大)ペアを3-1で振り切りベスト4入りを果たした。
写真:多田浩嗣(京都大)/撮影:ラリーズ編集部
男女シングルスでは有力選手が続々と2回戦を突破している。男子では国公立大から田中虹太朗(筑波大)や佐藤祐人(筑波大)らに加えて、多田浩嗣(京都大)が3回戦に進出している。
3日目となる30日には男女ダブルスの決勝まで、男女シングルスの準々決勝までが行われる。
3日目見どころ
写真:宇田幸矢/戸上隼輔(明治大)ペア/撮影:ラリーズ編集部
3日目の最初に男女ダブルスの準決勝、続けて決勝戦が行われる。アジア選手権王者の宇田/戸上ペアは、宮本春樹/田原彰悟(愛知工業大)ペアとの対戦。準々決勝に続き明治大と愛知工業大のペアによる対決となった。
西康洋/菅沼湧輝(明治大)ペアと中村光人/横谷晟(愛知工業大)の対戦も合わせて、愛知工業大がインカレに続いてダブルスを制すのか、明治大のペアが歯止めをかけるのか。注目の試合だ。
写真:木村香純と出澤杏佳(専修大)/撮影:ラリーズ編集部
女子ダブルスでは、第1シードの岩越帆香/笹尾明日香ペアが、黒野/中島ペアとの“早稲田大”対決に挑む。
一方で、岡田/大川ペアは木村香純/出澤杏佳(専修大)ペアとの対決となった。ともにTリーグで活躍している選手同士で組まれたペアで、ハイレベルな戦いが期待される。
早稲田大ペアがインカレに続いて2冠を達成するのか、他のペアがダブルスを制すのか見物だ。
写真:青木千佳(中央大)/撮影:ラリーズ編集部
男女シングルスも一気に準々決勝まで行われる。男女ダブルスで上位進出している選手はもちろんのこと、男子ではダブルスでベスト8入りの活躍を見せている蛭田龍(専修大)や出雲卓斗(明治大)、女子では杉田陽南(早稲田大)、枝廣瞳(神戸松蔭女子学院大)、青木千佳(中央大)らの勝ち上がりにも期待したい。
3日目 ダブルス試合予定
男子ダブルス準決勝 9:30~
西康洋/菅沼湧輝(明治大) – 中村光人/横谷晟(愛知工業大)
宮本春樹/田原彰悟(愛知工業大) – 宇田幸矢/戸上隼輔(明治大)
女子ダブルス準決勝 9:30~
岩越帆香/笹尾明日香(早稲田大) – 黒野葵衣/中島彩希(早稲田大)
岡田琴菜/大川真実(愛知工業大) – 木村香純/出澤杏佳(専修大)
全日本大学総合卓球選手権大会とは?
全日学は個人の部と団体の部からなり、例年、個人の部は10月頃、団体の部は6月頃に行われる。個人・団体ともに地域ごとの予選を通過した選手のみが参加できる。
団体の部はインカレとも呼ばれ、男女ともに4シングルス1ダブルスの3本先取の形式で戦う。大学生選手にとって、各地域ごとのリーグ戦と並ぶ重要な大会だ。
>>【卓球】インカレ・全日学(全日本大学総合卓球選手権大会)歴代優勝一覧
今年は大会2週間前から全選手の健康チェックを行う。また、大会は無観客で行われるが、試合はラボライブ(LaboLive)にて配信される。1日目から2日目にかけて男女ダブルスが進められ、2日目の後半より男女シングルスが始まる。