文:ラリーズ編集部
<第53回全国中学校卓球大会 日時:8月19日~22日 場所:苫小牧市総合体育館>
20日、全国中学校卓球大会は初日を迎え、男女団体の予選リーグが行われた。
初日総括
写真:渡辺凉吾(野田学園中)/撮影:ラリーズ編集部
男子団体では、野田学園中、中間東中、松徳学院中といった強豪がそれぞれ予選リーグの2試合を5-0のストレートで勝利し、第2ステージとなる決勝トーナメント進出を決めた。前回王者の愛工大名電中は東京の強豪・尾久八幡中に1点を奪われるも、その他の試合には勝利し決勝トーナメント進出を決めている。
写真:高森愛央(四天王寺中)/撮影:ラリーズ編集部
女子団体では、優勝候補に挙げられる四天王寺中や貝塚第二中をはじめ、全中常連校の武蔵野中や明徳義塾中、山陽学園中などが決勝トーナメント進出を決めた。四天王寺中と同グループに入った横浜隼人中は四天王寺中に0-5で敗れ、決勝トーナメント進出はならなかった。
2日目となる21日には、男女団体の1・2回戦と、男女シングルスの1~4回戦が行われる。
2日目見どころ
第1ステージとなる予選リーグを通過した13校による抽選で第2ステージとなる決勝トーナメントの組み合わせが決定された。
写真:面田知己(中間東中)/撮影:ラリーズ編集部
男子は出雲北陵中(島根)、野田学園中(山口)、そして浜松修学舎中(静岡)がシード入りした。前回王者の愛工大名電中は野田学園中の
シード下に入り、勝ち上がれば2回戦で昨年の決勝進出校の対戦が実現する。
写真:竹谷美涼(貝塚第二中)/撮影:ラリーズ編集部
女子は明徳義塾中(高知)、貝塚第二中(大阪)、土佐女子中(高知)がシード入りを果たした。明徳義塾中の下には四天王寺中が入っており、2回戦から激戦が予想される。
写真:香取悠珠子(星槎中)/撮影:ラリーズ編集部
団体に加えて2日目から男女シングルスも始まる。団体には出場していないが、男子では松島輝空(星槎中)や渡部民人(星槎中)、川上流星(星槎中)、女子では小塩悠菜(星槎中)や香取悠珠子(星槎中)といった実力者たちが個人戦には登場する。彼らの勝ち上がりにも注目だ。
男子団体決勝トーナメント組み合わせ
1回戦
長森(岐阜)- 明徳義塾(高知)
桜ケ丘(鳥取)- 城南(石川)
上宮学園(大阪)- 中間東(福岡)
愛工大名電(愛知)- 実践学園(東京)
明豊(大分)- 松徳学院(島根)
2回戦
出雲北陵(島根)-(長森vs明徳義塾の勝者)
(桜ケ丘vs城南の勝者)-(上宮学園vs中間東の勝者)
野田学園(山口)-(愛工大名電vs実践学園の勝者)
浜松修学舎(静岡)-(明豊vs松徳学院の勝者)
女子団体決勝トーナメント組み合わせ
1回戦
四天王寺(大阪)- 吉江(富山)
武蔵野(東京)- 浜松修学舎(静岡)
山陽学園(岡山)- 明豊(大分)
中間東(福岡)- 大間々(群馬)
益田(島根)- 松戸六(千葉)
2回戦
明徳義塾(高知)-(四天王寺vs吉江の勝者)
(武蔵野vs浜松修学舎の勝者)-(山陽学園vs明豊の勝者)
貝塚二(大阪)-(中間東vs大間々の勝者)
土佐女子(高知)-(益田vs松戸六の勝者)
全国中学校卓球大会とは?
「全中」と呼ばれることが多い全国中学校卓球大会は、大学生の全日学・インカレ、高校生の高校総体(インターハイ)と並んで学生卓球の頂点を決める大会である。
試合は男女団体と男女シングルスの計4種目で行われる。団体は6人で、4シングルスと1ダブルスで重複ができないシステムとなっている。出場可能な選手は各ブロックの代表チームや選手に加え、開催地代表枠と、日本卓球協会の推薦枠が存在する。