文:ラリーズ編集部
<JOCジュニアオリンピックカップ 2022年全日本卓球選手権大会(カデットの部) 日時:10月28日~30日 場所:ロートアリーナ奈良(奈良県)>
28日からロートアリーナ奈良にて、14歳以下の日本一を決める全日本カデットが幕を開ける。Tリーガーや国際大会に出場している若き日本代表選手が続々と参戦する。
全日本選手権カデットの部とは?
全日本カデットとは、中学2年生以下の全日本選手権大会。種目は男女ダブルス、14歳以下の部、13歳以下の部の男女シングルス計6種目が開催され、各都道府県の予選を勝ち抜いた選手たちカデット王者を目指して戦う。
なお、過去の優勝者には、及川瑞基(木下グループ)、張本智和(木下グループ)、宇田幸矢(明治大学)、平野美宇(日本生命)、木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)、加藤美優(日本ペイントマレッツ)など、錚々たる面々が名を連ねている。
昨年度は、14歳以下の部シングルスで吉山和希(愛工大名電中)、青木咲智(ミキハウスJSC)、13歳以下の部のシングルスで川上流星(星槎中)、張本美和(木下アカデミー)の4名が優勝を掴み取っている。
13歳以下男子シングルス見どころ
写真:川上流星(星槎中)/提供:WTT
13歳以下男子シングルスの第1シードには、前回大会王者で連覇を狙う川上が入った。昨年の決勝でも3-0のストレートで勝利を飾るなど、同世代では敵なしと呼び声の高い川上が再び王座を手にするのか。
写真:大野颯真(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
対抗馬として注目されるのは、大野颯真(木下グループ)や月原弘暉(愛工大名電中)、浅里巧真(Crossover)と全日本選手権にジュニアの部や一般の部で出場している選手たちだ。川上を倒して新王者になる者が現れるかどうか見物だ。
13歳以下女子シングルス見どころ
写真:高橋青葉(TIT)/撮影:ラリーズ編集部
13歳以下女子シングルスでは群馬県代表の高橋青葉(TIT)が第1シードとなっている。3月に行われた東アジアホープス大会選考会で全勝を飾り、日本代表の座を掴み取った注目株。全日本バンビの部を制している高橋が、全国優勝の肩書きをまた1つ増やせるか。
写真:香取悠珠子(星槎中)/撮影:ラリーズ編集部
その他にも、Tリーガーの松島美空(京都カグヤライズ)や、3兄妹で全日本選手権に出場した昨年のホープス女王・香取悠珠子(星槎中)など、有力選手が多数参戦している。誰が優勝を掴み取るか注目したい。
14歳以下男子シングルス見どころ
写真:渡部民人(星槎中)/提供:WTT
14歳以下男子シングルスでは森駿登(石田卓球N⁺)が第1シードから初優勝を狙う。昨年は13歳以下男子シングルスでベスト4に入り、全国タイトルも目の前に迫っている。第2シードの持田陽向(愛工大名電中)も森と同じく昨年は13歳以下男子シングルスでベスト4入りを果たしており、この2人が決勝に進出できるか見物だ。
写真:岩井田駿斗(野田学園中)/提供:WTT
他にも国際大会でも活躍している渡部民人(星槎中)や岩井田駿斗(野田学園中)らが森と持田の対抗馬として、シードから初優勝を狙う。
14歳以下女子シングルス見どころ
写真:小塩悠菜(星槎中)/提供:WTT
14歳以下女子シングルス第1シードは前回大会で3位入賞の小塩悠菜(星槎中)、そして第2シードは昨年の13歳以下女子シングルスで優勝を飾った張本美和(木下アカデミー)が入った。ともに国際大会でも勝ち星を挙げるトップクラスの実力を誇り、今種目の優勝候補筆頭だ。
写真:竹谷美涼(貝塚第二)/撮影:ラリーズ編集部
他にも、13歳以下女子シングルスで準優勝した実績のある高森愛央(ミキハウスJSC)や昨年の13歳以下女子シングルスでベスト4の竹谷美涼(貝塚第二中)もシードから小塩や張本との勝負まで勝ち続けられるか。全中でも活躍する選手たちによる白熱した試合に目が離せない。
男子ダブルス見どころ
写真:渡部民人(星槎中)と川上流星(星槎中)/提供:WTT
男子ダブルスには、WTTユースコンテンダー・ポドゴリツァでU15男子ダブルス優勝を飾った渡部民人/川上流星ペアが参戦する。決勝までは3-0のストレートで勝利し続け、決勝でも逆転で優勝を決めるなど着実に国際大会でも実力をつけてきている強力なペアが今大会を制するか。
女子ダブルス見どころ
写真:張本美和(木下アカデミー)と小塩悠菜(星槎中)/撮影:ラリーズ編集部
女子ダブルスの第1シードは、張本美和/小塩悠菜ペアとなった。全日本選手権一般の部の女子ダブルスでも活躍しているペアが、向かってくる強力なペアを退けて前回の準優勝を超える優勝をつかみ取ることができるのか。
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