未来の卓球界をけん引するのは誰だ<全農杯全日本ホカバ2022見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:大野颯真(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 未来の卓球界をけん引するのは誰だ<全農杯全日本ホカバ2022見どころ>

2022.07.27

文:ラリーズ編集部

<卓球・全日本卓球選手権大会ホープス・カブ・バンビの部 2022年7月28日~31日 グリーンアリーナ神戸>

28日から4日間に渡って、全農杯全日本卓球選手権大会ホープス・カブ・バンビの部(以下、全日本ホカバ)が兵庫県のグリーンアリーナ神戸で行われる。

全日本ホカバとは

全日本ホカバとは「全農杯全日本卓球選手権大会ホープス(小学6年生以下)・カブ(小学校4年生以下)・バンビの部(小学校2年以下)」を表す。過去の優勝者には水谷隼(木下グループ)や張本智和(IMG)、石川佳純(全農)ら、後の日本代表となった選手も多く、日本代表への登竜門とも言える大会となっている。そんな全日本ホカバの今年の見どころを、年代別に紹介していく。


写真:全農杯 2021全日本ホカバの会場/撮影:ラリーズ編集部

ホープス見どころ

ホープス男子では、ことしの東アジアホープスの日本代表かつホープスナショナルチームの4人、北島涼太郎(羽佳卓球倶楽部)、平塚健友(フェニックス卓球クラブ)、大野颯真(木下グループ)、柴田洸(STライトニング)の混戦状態。大野は9歳にして東アジアホープス日本代表入りを果たすという張本智和に並ぶ記録保持者である。柴田は去年カブの部で優勝経験があり、左利きから繰り出すサービス、3球目攻撃に注目したい。勝ち進めば準々決勝で大野対柴田、その勝者が平塚健友と対戦し、決勝で北島涼太郎と優勝争いを繰り広げる。

ホープス女子は、北島と同じチームの伊藤友杏(羽佳卓球倶楽部)と高橋青葉(TIT)が有望。伊藤は去年5年生にしてホープスの部ベスト4に入っている。変幻自在のサービスと決定力ある3球目攻撃が持ち味。対する高橋は、去年の全日本カデットU13でベスト8の実績で、基礎力の高い両ハンドドライブと守備範囲の広いフットワークが魅力。両選手が初優勝を狙う戦いとなる。


写真:伊藤友杏(羽佳卓球倶楽部)/撮影:ラリーズ編集部

カブ見どころ

カブ男子で注目すべきは、柴田洸の弟で去年バンビの部で優勝した柴田優星(STライトニング)と木原美悠の弟、木原寿馬(ALL STAR)の“弟対決”。両選手とも兄や姉を目標に力をつけてきた。運動能力の高い柴田と負けず嫌いの木原。決勝での熱い戦いが期待される。


写真:木原寿馬(ALL STAR)/撮影:ラリーズ編集部

カブ女子では、去年バンビの部で優勝した松島輝空の妹、松島美空(京都カグヤライズ)が3年生ながら連覇を狙う。サービスからのフォアハンド攻撃が一番の強みで、負けん気の強さが後押しする。カブの部でも王者に輝くことはできるのか。


写真:松島美空(京都カグヤライズ)/撮影:ラリーズ編集部

バンビ見どころ

バンビ男子では、昨年度のスポーツ振興くじタレント発掘・一貫指導育成「パスウェイ事業(U-7)」で優勝した篠谷泰志(スネイルズ)のほか、樽井陸(イトウTTC)、小林俊晴(21クラブ)、川口陽向(YOYO TAKKYU)らが優勝争いに加わると予想される。ノーシードから勝ち上がってくる選手が出てくる可能性も大いにある。


写真:川口陽向(YOYO TAKKYU)/撮影:ラリーズ編集部

バンビ女子は、双子姉妹に注目。第1シードには、カットマンの岡田希愛(OKATAKU)。第2シードには異質ラバーから繰り出す変化球が特長の岡田結愛(OKATAKU)。姉妹の優勝対決も楽しみだ。

特集 ふるさとホカバ


>>裏方、それぞれの理由<愛媛県予選会>
>>「子どもと卓球」の原風景を探して<鳥取県予選会>