木下対決を制してホープス王者・大野颯真「落ち着いて試合ができた」男子結果まとめ<卓球・全農杯全日本ホカバ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:写真:男子ホープス入賞者/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 木下対決を制してホープス王者・大野颯真「落ち着いて試合ができた」男子結果まとめ<卓球・全農杯全日本ホカバ>

2023.07.31

取材・文:ラリーズ編集部

<全農杯 2023年全日本卓球選手権大会 ホープス・カブ・バンビの部 日程:7月28~30日 場所:グリーンアリーナ神戸>

30日、「全農杯 2023年全日本卓球選手権大会 ホープス・カブ・バンビの部」(全日本ホカバ)は大会最終日を迎え、それぞれの優勝者が決まった。男子ホープスの部は、柴田洸と大野颯真の木下アカデミー対決となったが、序盤から先手を取った大野が、バンビの部に続いての全日本制覇となった。男子各部門の結果は以下の通り。


写真:男女各部門の優勝者/撮影:ラリーズ編集部

男子ホープスの部結果


写真:大野颯真(木下アカデミー)/撮影:ラリーズ編集部


写真:ホープスの部表彰式/撮影:ラリーズ編集部

1位:大野颯真(木下アカデミー)
2位:柴田洸(木下アカデミー)
ベスト4:木方瑛介(T.T彩たま)、原田カイジ(礼武道場)
ベスト8:岡田蒼空(OKATAKU)、吉川想真(森卓球塾)、岡村尚弥(ねや卓球クラブ)、小林右京(木下アカデミー)

男子カブの部結果


写真:樽井陸(イトウTTC)/撮影:ラリーズ編集部


写真:カブの部表彰式/撮影:ラリーズ編集部

1位:樽井陸(イトウTTC)
2位:重田柊介(岡谷ジュニア)
ベスト4:泉田真武(新発田ジュニア)、細見遼佑(PPC綾部)
ベスト8:柴田優星(STライトニング)、川口陽向(YOYO TAKKYU)、平塚遥一(グランスター)、小笠原太羅(神山TTC)

男子バンビの部結果


写真:姚 梓姚(姚JTC)/撮影:ラリーズ編集部


写真:バンビの部表彰式/撮影:ラリーズ編集部

1位:姚梓聡(姚JTC)
2位:尾形栄虎(eスマイル)
ベスト4:德永汰士(フェニックス卓球クラブ)、左古達也(はばたキッズ)
ベスト8:森星空(森卓球塾)、萬田晴也(ミナミラボ)、佐藤壱多(グランスター)、相原志綸(あいはらスクール)

「耐えて耐えての連続を」

男子カブの部優勝の樽井陸は、昨年のバンビの部に続いてカブの部でも優勝、見事な連覇を飾った。3年生ながら、ラリー戦で4年生にもまったく引けをとらない展開だった。

「耐えて耐えて、の展開でしたが、しんどい練習を重ねてきたので、勝負どころで本人が踏ん張ってくれました」伊藤和真監督も本人を称えた。


写真:笑顔の樽井陸(イトウTTC)と伊藤和真監督/提供:

男子ホープスの部優勝の大野は、優勝後のインタビューで「小学生にとって一番大きな大会を、優勝で終われて嬉しい。レシーブがうまくなっている実感がある」と自身の成長に手応えを感じていた。


写真:大野颯真(木下アカデミー)/撮影:ラリーズ編集部

各部門への優勝者の副賞として、今年は新潟県産米「新之助」120kg、国産黒毛和牛1kgが贈られた。
嬉しい副賞をどうしますかという問いに大野は「(木下グループの練習拠点に)持って帰ってみんなで食べたい」と頬を緩めていた。


写真:優勝者への副賞として贈呈された新潟県産米「新之助」120kg、国産黒毛和牛1kg/提供:全農

4年ぶりに帯同者制限もなくなり、会場は最終日まで、子どもたちとそれを応援する人たちの熱気に包まれていた。
さっきまで鬼気迫る表情で戦っていた子ども同士が、しばらく後のロビーで一緒に遊び回っていた。

指導者や親も同じで、隣り合うベンチで声を出し合っていた指導者同士も、試合が終われば「参りました」「この後も頑張ってください」と労い合う。

それぞれの人生を懸けた、とびきり真剣な3日間のお祭りが閉幕した。


写真:思わず泣き出しても最後まで諦めずにプレー、男子フェアプレー賞を受賞したバンビの部ベスト8・相原志綸(あいはらスクール)/撮影:ラリーズ編集部


写真:会場に飾られた横断幕/撮影:ラリーズ編集部

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