<令和5年度秋季関東学生リーグ戦 日程:9月9日~9月24日 場所:港区スポーツセンター、代々木第2体育館>
9月9日から開幕した秋季関東学生リーグ。24日には1部リーグの第7戦が行われた。
早稲田大学が15シーズンぶりに優勝へ
第6戦終了時点で4チームが4勝2敗で並ぶ大混戦となった男子1部。優勝の可能性を残す早稲田大は、最終第7戦で中央大学と対戦した。
1番では濵田尚人(早稲田大)が相手のエース・青山貴洋(中央大)を強烈なフォアハンドで下す。勢いに乗った早稲田大だったが、2番ではエースの濵田一輝(早稲田大)が道廣晴貴(中央大)との激しいラリー戦の末に惜しくも敗れ、マッチカウントが1-1となる。
続く3番では、中田泰成(中央大)が櫻井大地(早稲田大)をゲームカウント1-2から逆転で下し、中央大がリードを広げる。
4番のダブルスでは濵田一輝/徳田幹太(早稲田大)ペアと青山貴洋/前出陸杜(中央大)ペアが対戦。濵田/徳田ペアが先に2ゲームを奪うも、青山/前出ペアが驚異の追い上げを見せ、勝負は最終ゲームへ。最終第5ゲームは青山/前出ペアがリードするも、濵田/徳田ペアがミスなく点数を重ね、最後は5連続ポイントで勝利。ダブルスを制した早稲田大がマッチカウントを2-2とした。
写真:徳田幹太(早稲田大)/撮影:ラリーズ編集部
流れを掴んだ早稲田大は、5番で徳田が前出に勝利して、優勝に王手をかける。しかし、6番では髙橋慶太(中央大)が磯村拓夢(早稲田大)にペンホルダーで多才な技術を見せつけストレートで下し、勝負はラストの7番にもつれ込む。
ラストの7番では荒井和也(早稲田大)と小松隼大(中央大)が対戦。第1ゲームで荒井が4-8から怒涛の追い上げを果たし先取すると、勢いのまま第2ゲームも奪取。勝利に王手をかけた第3ゲームも荒井が優位に試合を進め、最後は強烈なバックハンドでのレシーブで試合終了。4年生で主将を務める荒井の勝利で、早稲田大学がマッチカウント4-3で勝利した。
これにより早稲田大は5勝2敗となり、明治大、駒澤大と勝敗数で並んだものの、得失点差の結果で早稲田大の優勝が決定。早稲田大は創部100周年のメモリアルイヤーに15シーズンぶりのリーグ優勝を達成した。
写真:明治大学/撮影:ラリーズ編集部
また最終戦でどの試合も法政大学と競り勝った明治大学が早稲田大と同じく5勝2敗で2位へ。
写真:駒澤大学/撮影:ラリーズ編集部
同じく5勝2敗の駒澤大学も最終戦にて埼玉工業大学との試合を4-0で見事に勝ち切り、3位で幕を閉じた。
男子1部試合結果(第7戦)
専修大学 0-4 日本大学〇
田中京太郎 2-3 王晨又〇
野田颯太 2-3 加山雅基〇
溜大河 2-3 伊藤礼博〇
野田颯太/木塚陽斗 1-3 小林広夢/伊藤礼博〇
門脇康太 – 小林広夢
木塚陽斗 – 芳賀世蓮
星優真 – 辻井聡一
〇早稲田大学 4-3 中央大学
〇濵田尚人 3-0 青山貴洋
濵田一輝 1-3 道廣晴貴〇
櫻井大地 2-3 中田泰成〇
〇濵田一輝/徳田幹太 3-2 青山貴洋/前出陸杜
〇徳田幹太 3-1 前出陸杜
磯村拓夢 0-3 髙橋慶太〇
〇荒井和也 3-0 小松隼大
〇明治大学 4-0 法政大学
〇松田歩真 3-0 内田柊平
〇飯村悠太 3-1 佐藤卓斗
〇芝拓人 3-2 加藤翔
〇飯村悠太/木方圭介 3-2 佐藤卓斗/岩井田雄斗
木方圭介 – 岩井田雄斗
手塚崚馬 – 岩永宗久
山本歩 – 原田哲多
〇駒澤大学 4-0 埼玉工業大学
〇木村飛翔 3-0 髙野紘希
〇日髙智貴 3-1 金世偉
〇管琉乃介 3-2 玉井嵩大
〇木村飛翔/白山遼 3-1 玉井嵩大/羽鳥泰生
白山遼 – 羽鳥泰生
岡崎将大 – 今泉蓮
加藤渉 – 坪松征
男子1部最終順位
1位:早稲田大学 5勝2敗
2位:明治大学 5勝2敗
3位:駒澤大学 5勝2敗
4位:日本大学 4勝3敗
5位:専修大学 4勝3敗
6位:法政大学 3勝4敗
7位:中央大学 2勝5敗
8位:埼玉工業大学 0勝7敗
男子個人賞
殊勲賞:濵田一輝(早稲田大)
写真:濵田一輝/撮影:ラリーズ編集部
敢闘賞:伊藤礼博(日本大)
写真:伊藤礼博/撮影:ラリーズ編集部
優秀選手賞:濵田一輝(早稲田大)、濵田尚人(早稲田大)、木村飛翔(駒澤大)
写真:濵田一輝(早稲田大)/撮影:ラリーズ編集部
写真:濵田尚人(早稲田大)/撮影:ラリーズ編集部
写真:木村飛翔(駒澤大)/撮影:ラリーズ編集部
最優秀ペア賞:濵田一輝/徳田幹太(早稲田大)ペア
写真:徳田幹太/濵田一輝(早稲田大)/撮影:ラリーズ編集部