
写真:左から、青井さくら(筑波大)、面田采巳(愛知工業大)、浅田真奈(朝日大)、岡田琴菜(愛知工業大)/提供:一般社団法人日本学生卓球連盟
大会報道 筑波大・青井さくら、全勝優勝「感謝の気持ちを忘れずに頑張りたい」<FISUユニバ選考会2025・女子結果>
2025.03.03
文:ラリーズ編集部
<FISUワールドユニバーシティゲームズ(2025/ライン・ルール)卓球男女日本代表候補選手選考会 日程:2025年2月27~2月28日 場所:赤羽体育館(東京都)>
2月27〜28日、東京都北区・赤羽体育館で、FISUワールドユニバーシティゲームズ(2025/ライン・ルール)卓球男女日本代表候補選手選考会が行われた。
今大会では、主催の一般社団法人日本学生卓球連盟の公式Xアカウントで男女ともに記録速報が行われ、SNS上でも多くの学生卓球ファンの注目を集める試合となった。
FISUワールドユニバーシティゲームズとは
FISUワールドユニバーシティゲームズ(旧称:ユニバーシアード)は、国際大学スポーツ連盟(FISU)が主催する、2年に一度開催される大学生を対象とした国際総合競技大会。
夏季大会と冬季大会があり、オリンピックに次ぐ規模の学生スポーツの祭典として知られている。
2025年開催の夏季大会は、ドイツのライン・ルール地域で、2025年7月16日〜27日まで開催予定。
女子総括
女子では8勝0敗の青井さくら(筑波大)が優勝した。また、2位は、6勝2敗の面田采巳(愛知工業大)、3位、4位には、ともに5勝3敗の浅田真奈(朝日大)、岡田琴菜(愛知工業大)となった。
既に女子代表が内定している、2024年全日学女子単優勝の出澤杏佳(専修大)に加えて、上記の4名が日本代表として内定した。
日学連・米田裕哉幹事長(明治大学)が、通過した選手からいただいたコメント、および結果は以下のとおり。
女子代表者コメント(コメント提供:一般社団法人日本学生卓球連盟)


なので、とりあえず一試合一試合を大事にして、今後のことを考えずにまずは一試合ずつ勝つことを意識して戦いました。
最終的に優勝が確定していても、最後まで全力を尽くして優勝することが目標だったので、気持ちを切らさずに終えることができて良かったです。

そのため、今まで練習してきたことがしっかりと積み重なったのではないかと感じています。
負けそうになった時でも、「これで負けてはいけない」と思いながら、一試合一試合を戦いました。リーグ戦を通じて成長できたのではないかと思います。



その中で一番大変だった試合はありましたか?

勝つために技術よりもまずは相手の顔を見て、ひたすらに粘ることを意識しました。自分が打った時、相手がラッキーだと思うような場面でも、とにかく粘り強く戦おうと決めたんです。
相手より一本多く入れること、そして無理に決めにいかず我慢したことが、勝利した要因ではないのかなと思います。

そのタイミングでタイムアウトを取り、思い切って攻めるように戦術を変えたんです。
そして、最後のゲームも粘り強く戦って勝ち取れたことが、今大会の中で一番の山場でした。

最終ゲームが2対2の0対5のスタートだったんです。だから正直「あ、これはダメかもしれないな」と頭によぎったんです。
でも、最後まで粘り強くプレーして、結果として逆転できたので本当に良かったです。

でも、浅田選手が私に勝たなければ代表になれていない、というのは試合中全然知らなかったので、今こうしてお互い代表になれて良かったです。


戦型など色々な選手がいると思うので、大会ではすぐに対応できるように準備したいと思っています。
また、今大会に尽力してくれた監督やチームの皆さん、運営の人たちにも感謝の気持ちを持って、チームとして優勝できるように頑張りたいです!

実は今日もアメリカの試合があったんですけど、「どうしてもこの予選会に出させてほしい」と言って、かなり前から代表を目指していました。だからこそ代表に選ばれることがまず一つの目標だったので達成できてホッとしています。
前回大会は、出澤さんが団体戦で中国の選手に勝ったものの、あと一歩で勝利がつかめませんでした。
今回こそは、団体戦で優勝し、個人種目でも金メダルを獲れるように頑張りたいと思います!

しかし、出場するからにはみんなで優勝を目指して頑張ります!

チームに迷惑をかけないように、しっかりと1本を取って金メダルを獲得するので、応援よろしくお願いします!
女子結果
1位:青井さくら(筑波大) 8勝0敗
写真:青井さくら(筑波大)/提供:一般社団法人日本学生卓球連盟
2位:面田采巳(愛知工業大) 6勝2敗
写真:面田采巳(愛知工業大)/提供:一般社団法人日本学生卓球連盟
3位:浅田真奈(朝日大) 5勝3敗
写真:浅田真奈(朝日大)/提供:一般社団法人日本学生卓球連盟
4位:岡田琴菜(愛知工業大) 5勝3敗
写真:岡田琴菜(愛知工業大)/提供:一般社団法人日本学生卓球連盟
5位:高橋あかり(中央大) 4勝4敗
写真:高橋あかり(中央大)/提供:一般社団法人日本学生卓球連盟
6位:永野萌衣(愛知工業大) 3勝5敗
写真:永野萌衣(愛知工業大)/提供:一般社団法人日本学生卓球連盟
7位:木塚陽菜(神戸松蔭女子学院大) 2勝6敗
写真:木塚陽菜(神戸松蔭女子学院大)/提供:一般社団法人日本学生卓球連盟
8位:鶴岡美菜(神戸松蔭女子学院大) 2勝6敗
写真:鶴岡美菜(神戸松蔭女子学院大)/提供:一般社団法人日本学生卓球連盟
9位:吉岡桜子(中央大) 1勝7敗
写真:吉岡桜子(中央大)/提供:一般社団法人日本学生卓球連盟