「花ちゃんは冷静」「美玲ちゃんはガッツがある」牧野美玲/櫻井花ペアが苦しみながらの初V<卓球・インターハイ2025/女子ダブルスランキング> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:牧野美玲/櫻井花(星槎横浜)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 「花ちゃんは冷静」「美玲ちゃんはガッツがある」牧野美玲/櫻井花ペアが苦しみながらの初V<卓球・インターハイ2025/女子ダブルスランキング>

2025.08.03

文:ラリーズ編集部

<第94回全国高等学校卓球選手権大会 日時:7月31日~8月4日 場所:山口県・J:COMアリーナ(下関市総合体育館)>

2日、第94回全国高等学校卓球選手権大会(以下、インターハイ)は大会3日目を迎え、女子ダブルスの決勝が終了した。

決勝では牧野美玲/櫻井花(星槎横浜)ペアが青木咲智/髙森愛央(四天王寺)ペアを決勝で下し、初優勝を飾った。

牧野美玲/櫻井花ペア インタビュー

優勝した感想は

櫻井花(以下、櫻井):組み合わせで第1シードではあったんですけど、挑戦者の気持ちで思い切ってプレーすることを心がけてできたので、結果こうやって優勝できて本当に嬉しいです。

牧野美玲(以下、牧野):まだ実感がないのですが、でもすごく嬉しいです。今日の1試合目から苦しい試合が多くて、でもその中で耐えて決勝まで繋げて、決勝もゲームオール9点っていうすごく苦しい試合だったんですけど、そこを勝つことができてすごく良かったなって思います。

苦しかった試合は

牧野:今日の1回戦の桜丘の岩見百恵/荒井結羽ペアです。

追いつかれてからの展開がすごく多くて、本当にもう負けるんじゃないかと思いました。ほっとして泣いたぐらいに本当に苦しかったです。

櫻井:同じくその試合が一番苦しかったかなと思います。10-7から気持ちが先走っちゃって焦ってしまったんですけど、美玲ちゃんから「1本ずつ1本ずつ」と声をかけてもらって、それで立ち直れて頑張れたので、良かったかなと思います。

団体戦もあって疲れはあったか

牧野:私の中では疲れとかはなくて、逆に会場の雰囲気や台に慣れていけたので、団体の後のダブルスはすごくやりやすかったです。

櫻井:自分も団体で最後に勝ってからのダブルスだったので、体の面でも、プレー面でも、気持ちの面でも結構やりやすかったというか、思うようにプレーできて良かったかなと思います。

お互いの特徴は

櫻井:お互いが自分たちから攻めていくプレースタイルだと思います。あと自分が異質なので、自分がチャンスを作って美玲ちゃんが攻めていくのはあると思います。

あとはやっぱり美玲ちゃんが結構ガッツあるんで、そういう面では(自分を)奮い立たせてくれる存在ではあるかなと思います。

牧野:やっぱり花ちゃんがバックに異質(ラバー)を使ってるので、ラリーになったときに異質が入ることによって回転量が変わって得点しやすいです。ずっと長い間組んでるので、展開やパターンが多いのが特徴というか、自分たちがやりやすいことの一つです。

あとは性格が結構真逆で花ちゃんが冷静なので、自分を気持ちだけ先走らずに冷静にさせてくれたり、自分が盛り上げていったり、お互いに刺激できる存在かなって思います。

決勝を振り返って

牧野:(青木/髙森ペアは)今年2回練習試合みたいな感じで対戦して1勝1敗で、試合前の気持ち的には勝っても負けてもおかしくないと思っていたので、挑戦する気持ちでやろうって話していました。

1ゲーム目は取れたんですけど、展開も変わって2ゲーム目、3ゲーム目って捲られて取られたのがすごく悔しいところではありました。

4ゲーム目も相手がレシーブでチキータをしてくるなどして変えてきたんですけど、それに対してこちらもサーブをちょっと変えるとかそういうので対応して得点できたので良かったかなと思います。

櫻井:最初リードしていてその後リードされてっていう展開で結構苦しかったんですけど、もうやるしかないと。

相手も本当に強い選手なので、自分たちの方が強気で向かっていく気持ちを持って挑んでいけて最後もチャンスをモノにすることができて良かったです。

明日の学校対抗決勝への意気込みは

櫻井:今回優勝して向かってこられる立場にはこうなるのかなとは思うんですけど、そこはそんなに気にせず自分は自分のプレーに集中して、またチャレンジャーの気持ちを忘れずにやっていけたらと思います。

牧野:やっぱりフルゲームの9点っていうところで(勝ったので)、本当に1点2点の違いなので、明日も思い切って楽しんで、挑戦する気持ちを持って戦えたらいいなって思います。

女子ダブルス

優勝:牧野美玲/櫻井花(星槎横浜)


写真:牧野美玲/櫻井花(星槎横浜)/撮影:ラリーズ編集部

準優勝:青木咲智/髙森愛央(四天王寺)


写真:青木咲智/髙森愛央(四天王寺)/撮影:ラリーズ編集部

3位:吉本はな/佐藤希未(香ヶ丘リベルテ)


写真:吉本はな/佐藤希未(香ヶ丘リベルテ)/提供:高体連卓球専門部

3位:山室早矢/丸添美咲(桜丘)


写真:山室早矢/丸添美咲(桜丘)/提供:高体連卓球専門部

ベスト8:日下部詩季/野間瑶子(遊学館)


写真:日下部詩季/野間瑶子(遊学館)/提供:高体連卓球専門部

ベスト8:面手凛/齋木結心(山陽学園)


写真:面手凛/齋木結心(山陽学園)/提供:高体連卓球専門部

ベスト8:樋浦光/熊田陽花(正智深谷)


写真:樋浦光/熊田陽花(正智深谷)/提供:高体連卓球専門部

ベスト8:大出らん/田中咲妃(遊学館)


写真:大出らん/田中咲妃(遊学館)/提供:高体連卓球専門部

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