文:ラリーズ編集部
<JTTL選抜全国チャンピオン大会 2021年12月11日 秩父宮記念体育館>
11日、JTTL選抜・全国チャンピオン卓球大会が開催され、男子はフジが2016年度以来2回目の優勝、女子はキヤノンメディカルシステムズが2018年度以来8度目の優勝を飾った。
JTTL選抜全国チャンピオン大会とは
JTTL選抜全国チャンピオン大会は、日本卓球リーグ(JTTL)の年間王者を決める大会である「JTTLファイナル4」に対して、実業団チームがより高いレベルで「腕を磨き」「腕を試す」機会になるよう2010年度より実施されている。
従来は、地理的に近い近隣のチームで地域ブロック大会を行い、次にその上位者によって行われていたが、今回は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、ブロック大会はなく、本大会のみの開催となった。
全国から男子19チーム、女子4チームが集結し、男子は予選リーグのあと決勝トーナメント方式、女子は総当たりリーグ戦方式で熱戦が繰り広げられた。リモートマッチ(無観客試合)となったが、全試合がLaboLiveによってインターネットライブ配信された。
男子はフジ、女子はキヤノンメディカルシステムズが優勝
男子では4リーグに分かれて予選リーグが行われた。AリーグはTOKYO GAS、Bブロックはフジ、Cブロックは日製日立、Dブロックは栃木銀行が1位通過を果たした。
決勝トーナメントでは、全日本ジュニア3位の実績を持つ青山昇太(法政大卒)、岩城友聖(中央大卒)らを擁する3連覇中のTOKYO GASを、髙橋拓己(中央大卒)、井上一輝(近畿大卒)らの活躍でフジが撃破し決勝進出。決勝でも日製日立を3-0で下し、2016年度以来2回目の優勝を果たした。
女子では、2019年全日学ダブルスチャンピオンの熊中理子(青山学院大卒)や鎌田那美(早稲田大卒)らを擁するキヤノンメディカルシステムズが2018年度以来8度目の優勝を勝ち取った。
男子予選リーグ結果
Aブロック
1位:TOKYO GAS 4勝0敗
2位:湘南信用金庫 3勝1敗
3位:NTN桑名 2勝2敗
4位:埼玉縣信用金庫 1勝3敗
5位:岡本物流 0勝4敗
Bブロック
1位:フジ 3勝0敗
2位:YOYO TAKKYU 2勝1敗
3位:JR東日本高崎 1勝2敗
4位:コカ・コーラボトラーズジャパン 0勝3敗
Cブロック
1位:日製日立 4勝0敗
2位:東芝 2勝2敗
3位:JR東日本東京 2勝2敗
4位:MAZDA 1勝3敗
5位:本田技研工業 1勝3敗
Dブロック
1位:栃木銀行 4勝0敗
2位:東京ガス千葉 3勝1敗
3位:百五銀行 2勝2敗
4位:日立大みか 1勝3敗
5位:パナソニックLS 0勝4敗
男子決勝トーナメント結果
準決勝① TOKYO GAS 1-3 フジ
〇青山昇太/岩城友聖 2-0 井上一輝/吉野彪功
南波裕輝 2-3 髙橋拓己〇
青山昇太 0-3 井上一輝〇
川路斗真 1-3 吉野彪功〇
岩城友聖 – 倉啓太
準決勝② 日製日立 3-0 栃木銀行
〇高田直騎/髙橋毅 2-0 廣澤雄輔/小野澤卓也
〇髙橋毅 3-0 野澤拓也
〇寶金侑作 3-1 小野澤卓也
高田直騎 – 廣澤雄輔
市川純希 – 鈴木俊光
決勝 フジ 3-0 日製日立
〇井上一輝/吉野彪功 2-1 高田直騎/髙橋毅
〇髙橋拓己 3-0 寶金侑作
〇吉野彪功 3-1 髙橋毅
井上一輝 – 高田直騎
倉啓太 – 市川純希
3位決定戦 TOKYO GAS 3-0 栃木銀行
〇青山昇太/岩城友聖 2-0 廣澤雄輔/小野澤卓也
〇岩城友聖 3-2 野澤拓也
〇川路斗真 3-0 小野澤卓也
青山昇太 – 廣澤雄輔
南波裕輝 – 鈴木俊光
男子順位
1位:フジ
写真:男子優勝のフジ/提供:LaboLive
2位:日製日立
写真:男子2位の日製日立/提供:LaboLive
3位:TOKYO GAS
写真:男子3位のTOKYO GAS/提供:LaboLive
女子結果
写真:女子優勝のキヤノンメディカルシステムズ/提供:LaboLive
順位
1位:キヤノンメディカルシステムズ 3勝0敗
2位:トプコン 2勝1敗
3位:藤 ミレニアム 1勝2敗
4位:ケアリッツ・アンド・パートナーズ 0勝3敗
写真:女子2位のトプコン/提供:LaboLive
キヤノンメディカルシステムズ 3-0 トプコン
〇林めぐみ/鎌田那美 2-0 湯本早紀/瀬山咲希
〇小村歩未 W-L 棄権
〇鎌田那美 3-1 瀬山咲希
熊中理子 – 湯本早紀
林めぐみ – 古川聖奈