写真:中央大学/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 中央大学が22年ぶり17回目の優勝達成 白神監督「相手の強い選手に勝って自信をつけてもらいたい」<2026年春季関東学生卓球リーグ・男子1部>
2026.05.25
文:ラリーズ編集部
<令和8年春季関東学生卓球リーグ1部・2部 日程:5月19日~21日、23~24日 場所:所沢市民体育館、代々木第2体育館>
5月24日、春季関東学生卓球リーグは大会最終日を迎え、男女1部リーグで優勝が決定した。
最終戦となる第7戦では、優勝に王手をかけていた中央大が法政大をマッチカウント4-1で破り、中央大が6勝1敗で優勝達成。平成16年(2004年)春季以来、22年ぶり17回目の優勝となった。
また、2位争いでは、三つ巴の混戦に。明治大、専修大、日本大が5勝2敗で並ぶも、3校間の対決結果により明治大が準優勝、専修大が3位、日本大が4位となった。
5位には4勝3敗で早稲田大、6位には2勝5敗で駒澤大が入った。また、入れ替え戦となる7位には1勝6敗で法政大、2部降格となる8位には0勝7敗で國學院大が入った。
中央大・白神俊佑監督 コメント
── 今のお気持ちと、優勝のポイントをお伺いしてもいいですか?
白神監督:率直に嬉しいですね。今回の優勝は、選手一人一人が本当の意味で集中できたことが大きかったと思います。去年はもちろん、何年か前のリーグ戦でも早稲田大学さんに3-0リードから負けて優勝を逃した場面もあったんですが、そのときはやはり全員が集中できていなかったんですよね。
やはり、優勝を目前にすると「優勝できる」とか「俺が負けたら」とか、いろんな気持ちが入るんですよね。選手たちも、そんな雑念を殺すのに必死だったっと思います。
そこを乗り越えて優勝できたことは、昨年のインカレ優勝もそうですが、選手たちに自信がついて場面慣れしたことも1つの要因だったかもしれないですね。でもやはり、最後まで集中して一試合一試合戦えたことが一番のポイントだったと思います。
── 山場となった明治大学戦では石山(浩貴)選手がラストで勝ちましたが、オーダーはどのような意図で組んだのでしょうか?
白神監督:石山は本来は前半に出したいところなんですが、私の考えとしては今回のリーグ戦では、相手の強い選手に勝って自信をつけてもらいたいという気持ちもありました。もちろん、チームの勝利が最優先ではあるんですが、やはりエース同士で対決して勝って、2番手同士で対決して勝って、初めて自信がつくと思うんですね。
そういった意味で、石山は今回のレギュラーの中では序列が下にはなるので、相手の5番手・6番手の選手が出てくるであろう後半に置きました。ただ、その分必ず同じ序列の選手との勝負にはなるので、「そこで勝つのが君の仕事だ」と伝えました。
まあただ、彼の卓球のスタイルだけを見ると、前半戦っていう感じではありますよね(笑)。
── その采配は、「大学でみんな成長してほしい」という思いが強いということなのでしょうか?
白神監督:そうですね。これはあくまでも僕自身の考えですが、しっかり練習を重ねて成長することもあるんですが、やはり選手が成長するのは、本番の試合で、より強い選手、より緊張した場面で勝つことだと思っています。
だから、結果的に選手の成長に期待することが優勝に直結するんじゃないのかなと、僕は勝手に思っています。
── 今回は選手の成長も感じましたか?
白神監督:特に谷本(拓海)なんかは、おそらく技術だけなら日本トップクラスだと思います。ただ、やはり1年生ということもあり、なかなか最初は勝てない場面はありました。試合の魔物じゃないですが、そこは誰もがぶつかる壁だと思います。
でも、後半戦ではかなり場面慣れして、前半戦よりも本来の力を出せていたので、成長したと感じました。なおんで、秋リーグはすごく期待しています。
── チームとしてもレベルアップした春リーグだったと思いますが、次のインカレや秋リーグでの目標をお願いします。
白神監督:ウチの1番の目標は、やはりインカレでの優勝です。去年は優勝できましたが、正直なところ少しラッキーな部分もあったと思います。今回の春リーグも、小野(泰和)は吉山(和希)選手に真っ向勝負して負けていますし、谷本も加山(雅基)選手に負けています。
他にも、愛工大さんや、今回は出ていない吉山僚一選手ら日本のトップ選手と対戦して勝って日本一になりたいです。もちろんすごく難しいことではあるんですが、やはり達成したいですね。
中央大・森田有城コーチ コメント
── 今回の試合は見ていていかがでしたか?
森田コーチ:今回の優勝については、最初からチーム全体はすごく良かったんですが、キャプテンの青山を中心に、すごくまとまったチームになったんじゃないのかなという印象はあります。
── チームとして特に良かったポイントはありますか?
森田コーチ:普段の練習の雰囲気もすごくいいんですが、今回に限ってはダブルスが1番の勝因じゃないかなと思います。後ろのシングルスについては、誰かが勝てば誰かは当然負けるんですが、ダブルスを勝っていればシングルスでの負けをカバーできるという安心感を持てたので、そこはすごく大きかったんじゃないかなと思います。
── 中央大のコーチには昨年就任したとのことでしたが、現在はどれぐらいの頻度で指導にあたっているのでしょうか?
森田コーチ:基本は週1回、多くて2回です。最初の頃はお互い牽制し合いながらだったんですが、今はかなりみんなとも話ができるようになって、お互いにいい雰囲気でできているんじゃないかなと思います。
── 今後、チームにはどのように成長していってもらいたいですか?
森田コーチ:大学の卓球は成長の過程の一つなので、卒業後の社会人生活に向かって、人間性なども一緒に成長していければいいんじゃないかなと思います。
男子1部 最終結果
優勝:中央大学
写真:中央大学/撮影:ラリーズ編集部
準優勝:明治大学
第3位:専修大学
第4位:日本大学
第5位:早稲田大学
第6位:駒澤大学
第7位:法政大学
第8位:國學院大学
男子個人賞
殊勲賞:前出陸杜(中央大)
写真:前出陸杜(中央大)/撮影:ラリーズ編集部
敢闘賞:木方圭介(明治大)
写真:木方圭介(明治大)/撮影:ラリーズ編集部
優秀選手賞:徳田幹太(早稲田大)、前出陸杜(中央大)、木方圭介(明治大)
写真:徳田幹太(早稲田大)/撮影:ラリーズ編集部
最優秀ペアー賞:前出陸杜/小野泰和(中央大)
写真:前出陸杜/小野泰和(中央大)ペア/撮影:ラリーズ編集部
最優秀新人賞:吉山和希(日本大)
写真:吉山和希(日本大)/撮影:ラリーズ編集部
男子1部 試合結果(第7戦)
〇中央大学 4-1 法政大学
写真:小野泰和(中央大)/撮影:ラリーズ編集部
〇前出陸杜/小野泰和 3-1 佐藤卓斗/岩井田雄斗
〇道廣晴貴 3-1 渡邉涼吾
谷本拓海 2-3 佐藤卓斗〇
〇前出陸杜 3-0 松岡佑亮
〇小野泰和 3-1 木村友哉
青山貴洋 – 平山航大
石山浩貴 – 岩井田雄斗
〇専修大学 4-3 早稲田大学
写真:中島瞳輝(専修大)/撮影:ラリーズ編集部
田中京太郎/山下慧 1-3 濵田尚人/徳田幹太〇
〇二井原有真 3-0 磯村拓夢
木塚陽斗 2-3 濵田尚人〇
〇溜大河 3-1 星和志
田中京太郎 2-3 徳田幹太〇
〇久保賢輔 3-0 浦田景太朗
〇中島瞳輝 3-0 櫻井大地
〇駒澤大学 4-2 國學院大学
写真:丹羽良(駒澤大)/撮影:ラリーズ編集部
原圭佑/坂田陽哉 2-3 東海林聖央/前山宗亮〇
管琉乃介 0-3 高橋拓己〇
〇丹羽良 3-1 立藤来夢
〇杉浦涼雅 3-2 増田凌志
〇池田康智 3-1 前山宗亮
〇日髙智貴 3-1 多田啓佑
坂田陽哉 – 瀬尾幸太郎
〇日本大学 4-3 明治大学
写真:加山雅基(日本大)/撮影:ラリーズ編集部
吉山和希/加藤公輝 0-3 飯村悠太/木方圭介〇
〇加山雅基 3-2 齋藤俊太朗
〇加藤公輝 3-2 飯村悠太
〇吉山和希 3-1 木方圭介
石塚雄人 2-3 芝拓人〇
七尾晃史 0-3 水谷悠真〇
〇辻井聡一 3-1 石井佑季






