戦型:右シェーク裏粒
<第95回全国高等学校卓球選手権大会 日時:8月13日~17日 場所:大阪府・Asueアリーナ大阪(大阪市中央体育館)>
15日、第95回全国高等学校卓球選手権大会(以下、インターハイ2026)は大会3日目を迎え、女子シングルス2回戦が行われた。
女子シングルス1回戦で勝利を挙げた藤本莉音(神港橘)は、2回戦で鈴木華実(日本航空)と対戦。第1ゲームではデュースに突入するも鈴木が制すと、そのまま鈴木が第2、第3ゲームをものにして勝利。2度目の出場となった藤本の最後のインターハイは2回戦で幕を閉じた。
試合後、藤本が取材に応じた。
藤本莉音(神港橘)コメント
写真:藤本莉音(神港橘)/撮影:ラリーズ編集部
── 今日の試合いかがでしたか?
藤本:一昨年インターハイに出たんですけど、1回戦で負けてしまって悔しい思いをしたので、今回は絶対に1回は勝ちたい思いでやっていました。
今回は1回戦を無事に勝つことができて、2回戦は「もう最後やから、自分の持ってる技術を発揮したい」と思って全力で試合できたのでよかったです。
── 1回戦は強豪の日南学園の選手でしたが、組み合わせを見たときはいかがでしたか?
藤本:めっちゃ不安も多くて。でも、自分は全国で1回も勝ったことなかったから、「絶対に勝ちたい」という想いで、とりあえず自分のできることはやった感じです。
── 兵庫県予選では優勝されていると思いますが、難しい試合はありましたか?
藤本:自分はメンタルが弱くて、競った場面で崩れることが多くて。特にベスト8決定戦では、「ここで勝てないとインターハイの順位決定戦にも残れない」とわかっていたので、「絶対勝ちたい」と思ったら逆にめっちゃ緊張しちゃって。
でも、なんとか乗り切ってその勢いでベスト4に入って、もうそこからは楽しくて。去年の予選はベスト8決定戦で負けて、めっちゃ悔しい思いをして涙も流したので、高校3年生の最後は絶対にインターハイに通りたい気持ちでプレーして、優勝してインターハイに出れて良かったです。
── 高校2年生で悔しい思いをしてから1年間練習してきたと思いますが、特に意識してきたことや頑張ったことはありますか?
藤本:今までは練習をとにかくこなして試合に挑んでたんですけど、周りもすごくレベルが高いから、それだと勝てないことに気づいて。
少し前から自分の試合動画を何回も見返して、反省点を自分でまとめて練習メニューを組むようになって。そしたら、少しずつ勝てるようになりました。
写真:藤本莉音(神港橘)/撮影:ラリーズ編集部
── 学校対抗の県予選は決勝で敗れて惜しくも本戦出場を逃したと思いますが、いかがでしたか?
藤本:自分の同期に松井さんという子がいて、1年生のときからその子とずっと二人三脚で団体戦を頑張ってきたんです。決勝では相手のエースと自分が当たってしまって取り切れずに、そのままダブルスも落としてしまって負けて。
もちろん悔しかったし、これまでにも悔しい思いは何回もしたんですけど、松井さんがいたから勝てた試合もすごく多くて。助けられた部分も多かったし、神港橘みんなで協力して周りもいっぱい応援してくれていたので、学校対抗は悔いなく終わることができました。
写真:松井朱音(神港橘)/撮影:ラリーズ編集部
── 藤本さんはなぜ神港橘に入ったんでしょうか?
藤本:神港橘はまだ創立10周年の普通の公立高校で、卓球も元々全然強くなかったんですけど、私の2個上の先輩にできる先輩が2人いて。
松井さんとは小学生のときのクラブチームから知り合って、元々中学校からダブルスを組んでいたので、「一緒の高校に行って、もう1回ダブルス組んで全国を目指そう」と決めて、一緒に神港橘に行きました。
── 最後に、3年間の高校卓球生活を振り返っていかがですか?
藤本:高校1年生は県大会では良かったけど、全国大会で上手くいかなくて。そこからは伸び悩んで、「辞めたい」と思ったことも多かったんですけど、今になって思うと、ほんまに周りの人に救われました。
お母さんやコーチ、同じ学校の子たちが支えてくれたから、ほんまにしんどいことがあってもなんとか乗り切れて、ここまで来れたんだと実感しました。
卒業後は就職するので卓球は辞めちゃうんですけど、悔いはなくできました。ほんまにこの3年間は周りに救われた3年間やったなと思いました。
女子シングルス1回戦
〇藤本莉音(神港橘)3-0 林晏那(日南学園)
11-6 / 11-9 / 11-9
女子シングルス2回戦
藤本莉音(神港橘)0-3 鈴木華実(日本航空)〇
13-15 / 3-11 / 7-11






