カットキラーの美誠が石垣下し準決勝進出【全日本卓球2018】


<全日本卓球選手権2018・大会6日目・女子シングルス準々決勝・東京体育館>

伊藤美誠がカットマン二連破で準決勝へ

混合ダブルスで優勝し好調を維持する伊藤美誠(スターツSC)が石垣優香(日本生命)を破り、準決勝進出を決めた。

今大会で引退を表明している元日本代表の石垣は正統派のカットマン。伊藤は6回戦の橋本帆乃香(ミキハウス)戦に続くカットマンとの対戦となった。

1ゲーム目は石垣の強烈なスピンのバックサーブと、台に深く入るカットに苦しめられた伊藤が8−11で落とすが、2ゲーム目以降は石垣を前後左右に揺さぶる見事なカット打ちを見せ4ゲームを連取、ゲームカウント4−1で勝利した。

伊藤は明日の準決勝では石川佳純(全農)との対戦となる。昨年8月のチェコオープン決勝では伊藤が石川に勝利している。

伊藤美誠がカットマンに強い3つの理由とは

その1:緩急をつけたフォアドライブ

ボールタッチが繊細な伊藤は、カットに対して繋ぐボールが非常に安定している。しかも回転量の多いドライブと、回転量の少ないナックル性のドライブを使い分けるため、カットマンとしては何本返しても伊藤がミスしないうえ、回転量が分かりにくいボールが来るため粘り負けしてしまう。

その2:バックでのストップ

バック側に相手の回転の影響を受けにくい表ソフトラバーを貼る伊藤は、カットマンを後ろに下げた後、この表ソフトラバーで前に落とすストップを多用する。これは福原愛もカット対策でよく使っていた戦術だ。今大会でもこのストップでカットマンを前後に揺さぶり得点に繋げていた。

その3:フォアスマッシュ

伊藤の決め球はスマッシュである。回転がかかり弧を描いて飛んでくる「ドライブ」を決め球とする選手が多い中、伊藤はカットに対し直線的な弾道の「スマッシュ」で狙い打つため、カットマンとしては非常に取りにくい。このスマッシュはカットマンだけでなく攻撃選手にも有効であり、伊藤の最大の武器の一つとなっている。

文・写真:ラリーズ編集部

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