男女合わせて6名が代表の座をつかみ取る<卓球・アジア競技大会選考会1日目結果> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:吉村真晴(愛知ダイハツ)/伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 男女合わせて6名が代表の座をつかみ取る<卓球・アジア競技大会選考会1日目結果>

2022.04.10

文:ラリーズ編集部

<卓球・第19回アジア競技大会卓球競技代表候補選手選考会 日時:4月9~10日 場所:赤羽体育館>

4月9日、アジア競技大会日本代表選考会の初日が終わり、男女予選リーグの第2試合までが終了した。2日目は予選リーグ第3試合と各予選リーグ1位同士の決勝が行われる。

優勝者のみがパリ五輪選考ポイント対象のアジア競技大会シングルスの代表権を獲得できるため、優勝争いも重要となる。今回は初日の結果と2日目の見どころを解説する。

吉村、松下が代表入り

グループBは有延大夢(琉球アスティーダ)が棄権したため吉村真晴(愛知ダイハツ)、松下大星(クローバー歯科カスピッズ)、横谷晟(愛知工業大)の3人の争いとなった。

第1試合では、世界卓球代表に内定している横谷を松下がストレートで圧倒した。


写真:松下大星(クローバー歯科カスピッズ)/撮影:ラリーズ編集部

第2試合では、吉村が横谷に対して第1ゲームこそ落としたものの第2ゲームからは得意のサービスで横谷の得意な展開に持ち込ませずに4-1で横谷を下した。この結果、吉村と松下は予選リーグ2位以上が確定し、団体戦日本代表に内定した。


写真:吉村真晴(愛知ダイハツ)/撮影:ラリーズ編集部

戸上、2連勝で決勝進出へ

グループAでは、戸上隼輔(明治大)が第1試合で曽根翔(愛知工業大)を下すと、第2試合では吉山僚一(愛工大名電)と対戦。2度デュースに持ち込まれ、フルゲームにまでもつれ込む展開となるも、最後は戸上が吉山を振り切り、ゲームカウント4-3で熱戦を制した。

この結果、グループAは戸上が2勝0敗、曽根と及川瑞基(木下グループ)が1勝1敗で後を追う形になって戸上が一歩リードした。


写真:戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部

2日目はグループAで吉村と松下、グループBで戸上と及川の対決が予定されている。予選リーグを1位通過しなければシングルスの代表権を取れないため、負けられない戦いが続く。

伊藤、木原、佐藤、平野が代表内定

グループAは伊藤美誠(スターツ)と木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)、グループBでは佐藤瞳(ミキハウス)と平野美宇(木下グループ)がそれぞれ2勝0敗として団体戦日本代表に内定した。

伊藤と木原の直接対決へ

伊藤はカットマンの橋本帆乃香(ミキハウス)に対して4ゲーム中3ゲームを11-9、加藤美優(吉祥寺卓球倶楽部)に対して第1、2ゲームをデュースでそれぞれ取る勝負強さを見せ、2試合をストレートで勝ち切った。


写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

木原は加藤に対して7ゲーム中3ゲームでデュースの大熱戦をものにすると、次の試合で橋本も倒して2連勝とした。


写真:木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)/撮影:ラリーズ編集部

好調の平野は佐藤のカットを打ち崩せるか

佐藤は南波侑里香(所属調整中)に第1、第2ゲームを取られるもそこから巻き返してフルゲームで勝ち切った。2試合目ではフルゲームの試合の後にも関わらずミスの少ない安定したカットで石川佳純(全農)を倒した。


写真:佐藤瞳(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部

平野は石川と南波を前陣での両ハンドで圧倒し、調子の良さを窺わせた。2日目はカットマンで守備の堅い佐藤を倒して決勝に進出できるか注目だ。


写真:平野美宇(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

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