大会報道 【卓球・インカレ女子】早稲田が激戦制し3連覇
2018.07.16
<全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部)、2018年7月12日〜15日・墨田区総合体育館>
全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部、以下、インカレ)が12日から15日にかけて開催された。女子は全国のブロック予選を勝ち抜いた48校が日本一の座を争い、早稲田大学が圧巻の3連覇を達成した。最終日の詳細結果は以下の通り。
卓球インカレ2018 女子準決勝
早稲田大学 3-1 神戸松蔭女子学院大学
1◯笹尾 3-2 打浪
2◯阿部 3-1 切石
3岩越・笹尾 2-3 打浪・吉田◯
4◯徳永 3-0 吉田
5鎌田-谷本
マッチレポート
準決勝、早稲田は昨年の全日本ジュニアチャンピオンのルーキー笹尾明日香と、エース阿部愛莉を前半に起用する強気のオーダーで狙い通り2本を先取し、試合を優位に進めた。3番のダブルスでは早大の岩越・笹尾のルーキーペアがフルゲームで惜敗するも、4番で主将の徳永美子がストレートで勝利し、早稲田が決勝進出を果たした。日本大学 0-3 中央大学
1高原 0-3 山本◯
2奥下 0-3 森田◯
3奥下・小室 1-3 秋田・森田◯
4小室-梅村
5上村-美濃口
マッチレポート
1999年以来19年ぶりの優勝を目指す中央大学(以下、中大)は大会直前にエントリーされた山本笙子とJOCエリートアカデミー出身の森田彩音がともにストレートで勝利、ダブルスでも森田・秋田ペアがゲームカウント3-1で勝利を挙げ、危なげなく決勝進出を決めた。インカレ2018 女子決勝
早稲田大学 3-2 中央大学
1徳永 0-3 森田◯
2◯阿部 3-0 山本
3◯岩越・笹尾 3-1 秋田・森田
4笹尾 2-3 梅村◯
5◯鎌田 3-0 中澤
1番で早大主将の徳永が森田に敗れるも、続く2番は阿部が山本をストレートで下し、1-1のイーブンに戻す。3番手のエースダブルス対決では岩越・笹尾ペアがゲームカウント3-1で勝利し、早稲田が優勝に王手をかける。決勝4番が大会随一の好試合となった。1年生同士の対決となったこの試合、笹尾がゲームカウント2-2の8-3と優勝に王手をかけるも梅村が驚異的な粘りで8本連取し大逆転勝利。5番は早稲田の鎌田が強気のプレーで試合序盤からリードを広げる展開に。両者にプレッシャーがかかったこの試合、最後は中澤のサーブミスによって早稲田の優勝が決まった。
早稲田大学は見事3連覇、3度目の優勝を達成し、MVPには早大主将の徳永美子が選出された。
<女子最終結果>
優勝:早稲田大学
準優勝:中央大学
ベスト4:神戸松蔭女子学院大学、日本大学
ベスト8:青山学院大学、愛知工業大学、大正大学、國學院大学
MVP(殊勲賞)
徳永美子(早稲田大学)
文・写真:ラリーズ編集部