文:ラリーズ編集部
<第86回全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部) 2019年10月25日(木)~10月27日 (日)>
25日、大学生No.1を決める全日本大学総合卓球選手権大会(以下、全日学)が開幕した。 男子ダブルス3回戦で坂根翔大/福本卓朗(関西大)ペアが松山祐季/髙見真己(愛知工業大)ペアと対戦。ゲームカウント3-2で坂根/福本ペアが勝利を収めた。
関西学生リーグ優勝の立役者の2人が快挙を成し遂げた。試合前の下馬評では、全日本準優勝の松山/髙見ペアが圧倒的に優勢。
しかし、坂根/福本ペアは、終盤になるにつれてサーブ、レシーブで徐々に優位に立ち、思い切りのいい攻めで得点を重ねる。最終第5ゲームも、先に5点を取ってコートチェンジをした後は、相手に1点しか与えずに勝利。逆転勝利を飾った。
試合後のコメント
写真:福本卓朗(写真右)と坂根翔大(写真左)/撮影:ラリーズ編集部
試合後、両選手に話を聞くと、坂根は「基本的に先、自分たちが攻められたのが勝因。取ったセットは自分たちがフォアで回転しっかりかけてブロックさせて、相手が下がってくれたという展開だった。さらにサーブレシーブが後半になってよくなってきた。自分たちが先チキータをするようにして、ラリーになったら自分が得意なので、負ける気はしなかった。そこと福本が前陣で攻めるのが上手くハマった」。
福本は「自分たちがレシーブのときにストップしてチキータされるのが嫌だったので、自分からストレートにチキータを送った。ちょっと下と横の回転を多めのチキータを送ると相手がミスをしてくれた」と自分たちの得意な展開で勝負したことが勝利のポイントになったようだ。
また坂根は「次ランク決定なので松山髙見の分まで頑張る。関西に1つでも持って帰れるように頑張りたい」と、喜びに浸ることはせず、すでに次の試合を見据えていた。
次戦に勝てばベスト8でランク入り。関西勢の星として、勝ち進むことはできるのか注目だ。
詳細スコア
写真:接戦の末に敗れた松山祐季(写真右)と髙見真己(写真左)/撮影:ラリーズ編集部
〇坂根翔大/福本卓朗(関西大) 3-2 松山祐季/髙見真己(愛知工業大)