【卓球・トップ12】石川佳純が2年ぶり4回目の優勝 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:石川佳純(全農)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 【卓球・トップ12】石川佳純が2年ぶり4回目の優勝

2019.03.03

文:ラリーズ編集部

<LIONカップ 第23回ジャパントップ12卓球大会 3月3日 カメイアリーナ仙台>

石川が2年ぶり4回目の優勝

3日、LIONカップ第23回ジャパントップ12卓球大会、決勝の舞台で伊藤美誠(スターツSC)と石川佳純(全農)が対決した。

第1ゲーム、石川は台から少し距離を取り、伊藤の得意なフラット打ちに対して返球していく。分が悪くなった伊藤は1ゲーム目から投げ上げサービスを使うが、11-5で石川がこのゲームを奪取する。

第2ゲーム、石川が台から距離を取りラリーになるが、伊藤が何度も厳しいコースを突き、8-4とリードする。しかし、厳しいコースを狙わざるを得ない伊藤にミスが生じ同点に。これ以上落とせない伊藤はたまらずタイムアウトをとるが、タイムアウト直後のラリーも石川が制し、ゲームカウントは2-0となった。

第3ゲームは、石川は伊藤のバックへロングサービスを多用し、ラリー戦に持ち込む。デュースまでもつれ、ここで勝負を決めたい石川はタイムアウトを取るが、伊藤が強気の攻めを貫き、第3ゲームを奪取した。第4ゲームも伊藤の攻めは止まらず、11-2で試合はゲームカウント2-2の振り出しに戻った。

第5ゲーム、石川がバックへのロングサービスとフォア前へのサービスで組み立てる。9-8の場面、石川が出したフォアへのハーフロングサービスに対して、伊藤がバックでレシーブミス。伊藤も負けじとバックロングへのサービスエースで10-9とするも、最後はバックハンドをミスし、11-9で石川が優勝に王手をかけた。

第6ゲーム、石川が5-1とリードするも追いつかれ、このゲームもデュースまでもつれる。10-10で台から出た伊藤のサービスを石川が見逃さずフォアドライブで11-10。最後は伊藤のフォアスマッシュがオーバーし、12-10となり、ゲームカウント4-2で石川が2年ぶり4回目の優勝を果たした。

石川は試合後「今日は最初から最後まで勇気をもってプレーしようと思っていた。良いプレーができてよかった。現地やテレビで応援してくれる皆さんや、いつも応援してくださる方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」と試合を振り返るとともにファンへの感謝を述べた。

試合のスコア

〇石川佳純 4-2 伊藤美誠
11-5/11-9/11-13/2-11/11-9/12-10

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