現・卓球日本女子で最強のカットマン!佐藤瞳の実力とは | 卓球専門WEBメディア「Rallys(ラリーズ)」
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2017.07.01

現・卓球日本女子で最強のカットマン!佐藤瞳の実力とは

*写真は佐藤瞳(ミキハウス)

日本女子卓球界において、“最強のカットマン”との呼び声も高い佐藤瞳。
国内では貴重とされるカットマンの中でも、ひときわ存在感を放っているプレーヤーの一人です。今回は、そんな佐藤瞳の生い立ちやプロフィール、これまでの輝かしい戦績について詳しくご紹介します。

佐藤瞳のプロフィール

佐藤瞳(さとうひとみ)選手は、北海道函館出身の女子卓球選手。1997年12月23日生まれで、身長は163センチと日本の女子卓球選手としては恵まれている体型です。2016年にミキハウス(北海道)所属となり、そのチームメイトには、橋本帆乃香や松平志穂、芝田沙季がいます。

2018年9月現在の世界ランキングは14位ですが、最高9位にまで登りつめたこともあります。この他、世界ランキング上位の日本選手としては石川佳純(4位)、伊藤美誠(7位)、平野美宇(9位)といったそうそうたる面々が顔を並べています。なお、佐藤瞳の国内ランキングは4位。その実力の高さは、ランキングの順位が物語っています。

彼女が卓球をはじめたのは、小学2年生のころ。地元の「南茅部スポーツ少年団」に通い、小学校高学年のころには全日本卓球選手権大会(ホープスの部)で準優勝という驚きの戦績を残しています。なお、この大会で優勝したのは現在も活躍している浜本由惟。このころからすでに、今の日本女子卓球界を支える逸材たちは頭角を表していたのです。

その後も、佐藤瞳は卓球に打ち込みながら地元函館の尾札部中学校へ進学。14歳以下で行われる2011年全日本選手権(カデットの部)で3位入賞、2012年全国中学校大会では女子シングルスで優勝を果たします。進学先の札幌大谷高校ではインターハイ準優勝に輝き、この当時から“カット主戦型の新星”として日本女子卓球界から注目を浴びていました。

翌年には国際大会に初出場。2014年スウェーデン大会(アンダー21)では優勝、世界ジュニア選手権では女子シングルスでベスト16入り、団体戦では準優勝を果たしています。そして高校卒業後は、現在も所属するミキハウスに入社しました。

■佐藤瞳のプレースタイル
前述で軽く触れたように、佐藤瞳はカットマンとしてのプレースタイルが印象的です。これを支えるのが、恵まれたその身長と、その長い手足です。日本女子卓球選手の平均身長が150cm台である中、彼女は163cmと背が高く、そのフィジカルを生かした守備範囲の広さが持ち味とされています。

特にバックカットの安定感は高い評価を得ており、「当たれば入る」といった声が聞かれるほどの仕上がり。加えて、ラケットのバック面を裏ソフトへと反転して放たれるバックドライブが、彼女自身の強い武器となっています。

■佐藤瞳の戦績
学生時代から数々の戦績を残し、ひときわ注目を集めていた佐藤瞳。2015年のITTFワールドツアーでは、オーストラリアオープン、ジャパンオープン・荻村杯、中国オープンのアンダー21で優勝しています。さらに、韓国オープン(ダブルス)、ポーランドオープン(アンダー21)では準優勝を果たす結果に。

翌年のITTFワールドツアーでもアンダー21・ダブルスで優勝および3位入賞。それに伴い、世界ランクも20位台前半をマークしました。そして、同年に開催されたクロアチアオープンでは、福原愛や伊藤美誠、平野美宇といったランキング上位の日本選手に打ち勝ち、シングルスで優勝。ワールドツアー初制覇を飾ったのです。

■佐藤瞳の使用ラケットとラバー
そんな佐藤瞳が使用しているラケットは「Nittaku(ニッタク)」社が販売する「剛力スーパーカット」。7枚合板で作られた独特のしなりを持つブレードは、コントロール性とスピン性に優れた、まさにカットマンのためのラケットです。
それに合わせるラバーに関してですが、表面は佐藤瞳のために特注された「キョウヒョウ NEO3」だという情報が有力です。また、裏面にはカット主戦型選手から高い支持を受けている粒高ラバー、「フェイント・LONG 2」を使用。これらを組み合わせた彼女の戦型は“右シェークフォア裏ソフト・バック粒高カット型”と呼ばれています。

■カットマンとして世界ランク18位にランクイン!
彼女のターニングポイントになったのが、2017年に開催されたITTFチャレンジ・ベラルーシオープンとタイオープンです。このとき、佐藤瞳の世界ランキングは18位で健闘中。しかし、前述の2大会で優勝を果たしたことにより、一気にランクがあがって9位へと浮上します。このタイミングで、石川佳純と伊藤美誠に続く、日本第3位という高順位へと躍り出ました。

その後も、2017ITTFチャレンジ・スロベニアオープンでの優勝や、クロアチアオープンでのダブルス優勝はあったものの、下からの追い上げもあり、順位は若干下降。とはいえ、現在も世界ランク14位という好ポジションをキープし続けているその実力は本物だといえます。

■シェークハンド攻撃型主流の卓球界に新たな風を送り込む
守備の安定性はもちろん、アグレッシブな攻めの姿勢にも注目が集まる佐藤瞳。攻守共に期待が持てるオールラウンダーとして、今後も日本女子卓球界を牽引し続けていきます。同じくカットマンであり、チームメイトでもある橋本帆乃香と共に、日本の卓球界に“カットの波”を巻き起こすことが期待されているのです。

文:ラリーズ編集部
写真:Enrico Calderoni /AFLO SPORT

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