文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTチャンピオンズマカオ2024 日程:2024年9月9~15日 場所:マカオ(中国)>
15日、WTTチャンピオンズマカオ2024は大会最終日を迎え、全種目が終了した。
男子は林詩棟、女子は孫穎莎が優勝
男子シングルス決勝では、張本智和(智和企画)や王楚欽(ワンチューチン・中国)を倒して勝ち上がった林詩棟(リンシドン・中国)と邱党(キュウダン・ドイツ)が対戦。
写真:邱党(キュウダン・ドイツ)/提供:WTT
試合は、第1ゲーム序盤から林詩棟が7本連続ポイントで一気に先行し、11-5でゲームを先取する。第2ゲームも流れは変わらず、再び林詩棟が7本連続ポイントで邱党を突き放すと、11-6で林詩棟がゲームを連取する。第3ゲームは邱党も意地の猛追を見せるも、最後は林詩棟が取り切って、ゲームカウント3-0と優勝に王手をかける。
写真:林詩棟(リンシドン・中国)と邱党(キュウダン・ドイツ)/提供:WTT
なんとか流れを変えたい邱党だったが、第4ゲームも林詩棟が主導権を握る展開は変わらず。最後は林詩棟が11-8でゲームを奪取し、ゲームカウント4-0で林詩棟が勝利。WTTチャンピオンシリーズで初優勝を飾った。
写真:孫穎莎(スンイーシャ・中国)/提供:WTT
女子シングルス決勝では、準決勝で張本美和(木下グループ)を下した孫穎莎(スンイーシャ・中国)と王曼昱(ワンマンユ・中国)を下した王藝迪(ワンイーディ・中国)が対戦。
第1ゲームは序盤から先行した孫穎莎がゲームを先取するも、第2ゲームは一転。序盤で抜け出した王藝迪がリードを保ち、ゲームを奪取する。第3ゲームは流れを掴みかける孫穎莎に王藝迪が食らいつき、そのままデュースに突入。王藝迪がなんとか追いついたものの、孫穎莎が12-10でゲームを制する。
写真:王藝迪(ワンイーディ・中国)/提供:WTT
第4ゲームは王藝迪が孫穎莎を完全に押さえつけて11-4で奪取し、ゲームカウントを2-2とする。勝負の第5ゲームは中盤で孫穎莎が流れを掴むと、王藝迪の猛攻をかわしてゲームを奪取。勝利に王手をかける。
第6ゲームは流れを完全に掴んだ孫穎莎が序盤から王藝迪を突き放し、危なげなく11-4で奪取。ゲームカウント4-2で孫穎莎が同士討ちを制し、優勝を果たした。
写真:張本美和(木下グループ)/提供:WTT
日本選手の結果としては、張本美和(木下グループ)が女子シングルスで陳幸同(チェンシントン・中国)を破り第3位。木原美悠(木下グループ)がベスト8に入っている。
WTTチャンピオンズマカオ2024最終結果
男子シングルス
写真:男子シングルス表彰式/提供:WTT
第1位:林詩棟(リンシドン・中国)
第2位:邱党(キュウダン・ドイツ)
第3位:王楚欽(ワンチューチン・中国)、高承睿(ガオチェンルイ・チャイニーズタイペイ)
女子シングルス
写真:女子シングルス表彰式/提供:WTT
第1位:孫穎莎(スンイーシャ・中国)
第2位:王藝迪(ワンイーディ・中国)
第3位:張本美和(木下グループ)、王曼昱(ワンマンユ・中国)