文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTチャイナスマッシュ2024 日程:2024年9月26日~10月6日 場所:北京(中国)>
30日、WTTチャイナスマッシュ2024は大会5日目を迎え、男女シングルス1回戦と男女ダブルス1回戦の一部が行われた。
木原/張本ペアが初戦を突破
女子ダブルス1回戦では木原美悠/張本美和(木下グループ)ペアが、ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)/ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)ペアと対戦。
木原/張本ペアは2022年の世界ユース選手権で金メダル、2023年の杭州アジア競技大会で銅メダルを獲得した実績のあるペア。試合は、第2ゲームを競り合いながらも、ポルカノバ/スッチペアに奪われるも、速いテンポで攻めた木原/張本ペアがゲームカウント3-1で勝利し、2回戦進出を決めた。
女子シングルス1回戦では、長﨑美柚(木下グループ)が田志希(チョンジヒ・韓国)と対戦。1ゲーム目を競り合いながらも長崎が奪取。勢いづいた長崎が、その後も2ゲームを連続で奪取し、ゲームカウント3-0で勝利。2回戦進出を決めた。
写真:田中佑汰(個人)/撮影:ラリーズ編集部
男子シングルス1回戦では、田中佑汰(個人)が徐瑛彬(シュインビン・中国)と対戦。第1ゲームを田中が奪取するが、第2ゲームを徐瑛彬に奪われる。その後も、徐瑛彬に2ゲームを連取され、ゲームカウント1-3で田中が敗れた。
30日 日本選手試合結果
女子シングルス1回戦
〇長﨑美柚(木下グループ)3-0 田志希(チョンジヒ・韓国)
女子ダブルス1回戦
〇木原美悠(木下グループ)/張本美和(木下グループ)3-1 ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)/ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)
男子シングルス1回戦
田中佑汰(個人)1-3 徐瑛彬(シュインビン・中国)〇
1日 日本選手試合予定
女子ダブルス1回戦
長﨑美柚(木下グループ)/金娜英(キムナヨン・韓国)- サビーネ・ウィンター/アネット・カウフマン(ドイツ)
男子シングルス2回戦
戸上隼輔(井村屋グループ)- 高承睿(ガオチェンルイ・チャイニーズタイペイ)
松島輝空(木下グループ)- トルルス・モーレゴード(スウェーデン)
張本智和(智和企画)- Mohamed EL-BEIALI(エジプト)
女子シングルス2回戦
平野美宇(木下グループ)- 金娜英(キムナヨン・韓国)
伊藤美誠(スターツ)- 倪夏蓮(ニーシャーリエン・ルクセンブルク)
森さくら(日本生命)- ユアン・ジャナン(フランス)
混合ダブルス2回戦
松島輝空(木下グループ)/張本美和(木下グループ)- 林詩棟(リンシドン・中国)/蒯曼(クアイマン・中国)
木原美悠/張本美和 試合後コメント
試合を振り返って
(張本)自分が最初の方に、緊張したり迷いがあったりして失点していたんですが、徐々にコミュニケーションをとって、3、4ゲーム目は本当にいい連携ができたので、そこはよかったと思います。
(木原)緊張というよりは、試合の中で簡単なミスをしてしまったりとか、気持ちが弱くなって自信がなくなることが多かったです。でも、監督や美和に「もっと思い切ってやっていいよ」と声掛けをしてもらって、3、4ゲーム目から少しずつ状態が戻ってきました。
木原選手は昨日のシングルスで負けたポルカノバ選手との再戦だったが
(木原)シングルスは相手と1対1の勝負なんですけど、ダブルスは相性など(もあって)なにが起こるかわからない。横に美和がいたから、強い気持ちで最後までプレーできました。
お互いへの感想は
(張本)(Tリーグで)同じチームということもありますし、本当に優しい先輩。私がどんどん行っちゃうところがあるので、そこは抑えなきゃいけないところです。でも本当に優しい。卓球の面でも、それ以外の面でも頼りになる先輩です。
(木原)普段からずっと一緒にいるので、16歳とは思えない。同い年くらいの感覚があります。
今大会の目標は
(張本)やっぱり目指すは優勝です。でも、勝つことは難しいことですし、自分たちのプレーを出すことも難しいことだと思います。なので、試合に向けた準備をして、(試合中も)コミュニケーションを取って、まずは目の前の1戦頑張りたいです。
(木原)中国ペアも何組か出てるので、そのペアに勝ってしっかり優勝を掴みたいです。