【卓球】張本・早田組"異次元のプレー"で予選突破<香港OP・混合複> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:早田ひな(左・日本生命)と張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 【卓球】張本・早田組“異次元のプレー”で予選突破<香港OP・混合複>

2019.06.05

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアー・香港オープン 2019年6月4日~6月9日>

5日、ITTFワールドツアー・香港オープンは2日目を迎えた。混合ダブルスの予選2回戦に、張本智和(6月世界ランキング4位・木下グループ)/早田ひな(同35位・日本生命)ペアが登場。オランダペアを相手に3-0で完勝し、決勝トーナメントへ駒を進めた。

香港OP2日目 混合ダブルス日本選手の結果

<混合ダブルス 予選2回戦>
○張本智和/早田ひな 3-0 TROMER Laurens/EERLAND Britt(オランダ)
11-2/11-6/11-5

張本・早田ペア 試合後のコメント

早田は「台上のプレーが良くあまりラリーにならなかった。いい結果で本戦に入れる。今日はチキータからのコンビネーションが効いた。本戦はそれだけでは勝てないので逆チキータやストップなどを使っていきたい。目指すは優勝。ずっと組んでるペアよりは戦術の幅は少ないが、逆に相手は2試合分のビデオでしか研究できない。異次元のプレーをしたい」と本戦に向けて意気込みを語った。

張本は「昨日は初戦で硬かったが、今日は昨日よりリラックスしていいプレーができた。トーナメント本戦ではもっといいプレーがしたい。経験は少ないが、勢いはどのペアにも負けない。勢いで優勝まで駆け上がれるように頑張ります。早田さんはずっと調子が良いので、あとは自分が頑張るだけ。実は香港初日でタピオカを飲んだらお腹を壊した。でももう治ったので体調も万全」とコメント。

また、明日から始まるシングルスについても「中国オープンではベスト4に入れた。今大会は馬龍選手や樊振東選手が出てないので、優勝出来るように一戦一戦しっかり準備したい」と抱負を語った。


写真:早田ひな(左・日本生命)と張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

混合ダブルスではパワーの無い女子が狙われることが多いが、早田は男子並みのパワーがあるため穴が無い。また、下がってパワーで勝負する男子選手が多い中、張本は前陣での速攻プレーが強み。

両者が噛み合えば、早田の言う「異次元のプレー」が生まれ、一般的なミックスダブルスのペアとは一線を画したコンビネーションが生まれる可能性がある。