写真:長崎美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園・左)と木原美悠(JOCエリートアカデミー)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 【卓球】エリアカコンビ、石川・平野組破る金星 長崎「1+1が10になる」<香港OP・女子複>
2019.06.07
文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・香港オープン 2019年6月4日~6月9日>
6日、香港OP女子ダブルス1回戦で注目の日本勢対決が組まれ、木原美悠(6月世界ランキング60位・JOCエリートアカデミー)/長崎美柚(同39位・JOCエリートアカデミー/大原学園)が先輩ペアの石川佳純(同6位・全農)/平野美宇(同9位・日本生命)を3-1で破った。
14歳の木原と16歳の長崎。若い二人だがお互いの弱点を補い合い、個々の実績では上回る先輩ペアを打ち破った。試合は1ゲーム目こそ石川/平野が奪うが、その後は木原/長崎が高い対応力を見せ、3ゲーム連取し勝利した。
試合後のコメント
写真:石川佳純(全農・左)と平野美宇(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部
決勝トーナメント初戦で敗れた石川は「相手はコンビネーションがいいなと思った。こちらは全日本以来のペアリングで練習不足。次出る時はもっと練習してから出たいと美宇ちゃんとも話した」とコメント。
一方、勝利した長崎は試合を振り返り、「シングルスではなかなか勝つチャンスが無い2人にダブルスだからこそ勝てて嬉しい。試合中は沢山相談をしながら進められ、そのおかげでコンビネーションがよく、いい流れが作れた。2人のプレースタイルが真逆で技術的に足りない部分を補い合えていて、1+1がいい時は10ぐらいいく」と自信を覗かせた。
木原は「試合する前はどうなるかなと思っていたが、始まってみると全力が出せた。どちらかがミスしても『次のボール頑張ろう。気にしないで』と声をかけあって前向きにプレーできた。」と振り返った。
木原/長崎ペアは、7日の2回戦で第1シードの地元・中国香港代表の杜凱琹(同11位)/李皓晴(同40位)と対戦する。
香港OP3日目 女子ダブルス 日本選手の結果
<女子ダブルス1回戦>
○木原美悠/長崎美柚 3-1 平野美宇/石川佳純
8-11/11-7/11-5/11-3