文:ラリーズ編集部
<ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯(札幌) 2019年6月12日~6月16日>
ジャパンオープンは16日が最終日。日本勢では、女子シングルスの平野美宇(6月世界ランキング9位・日本生命)が唯一、最終日まで勝ち残った。優勝に向けてまずは準決勝、世界卓球女王の劉詩文(同2位・中国)に挑む。
女子シングルス準決勝組み合わせとみどころ
平野美宇 – 劉詩文(中国)
孫穎莎(中国) – 陳夢(中国)
女子シングルスのベスト4は、平野と中国勢3選手となった。平野としては2016年ポーランドOP以来のツアー優勝、国際大会では2017年アジアカップ以来の優勝がかかる、勝負の最終日だ。優勝には中国選手を連破しなければならず道は険しい。しかし、今大会は自国開催。平野は大声援を味方につけている。復活優勝の舞台は整った。
男子シングルス準決勝組み合わせとみどころ
写真:孫聞(中国)/撮影:ラリーズ編集部
孫聞(中国) – 林イン儒(チャイニーズタイペイ)
樊振東(中国) – 許昕(中国)
張本を破った孫聞(同599位・中国)は、準々決勝で梁靖崑(同7位・中国)を破り、最終日まで勝ち残った。世界ランク599位の快進撃はどこまで続くのか、準決勝では17歳・林イン儒(同20位・チャイニーズタイペイ)と対戦する。また、もう一方の中国トップ選手の対戦は激しい打ち合いが期待される。
女子ダブルス決勝組み合わせとみどころ
写真:王曼イク(左)、孫穎莎(ともに中国)/撮影:ラリーズ編集部
孫穎莎/王曼イク(中国) – 陳夢/劉詩文(中国)
女子ダブルス決勝は中国対決。世界卓球チャンピオンペアの孫穎莎(同18位)/王曼イク(同5位)と世界ランク1,2位が組んだ陳夢(同1位)/劉詩文(同2位)によるカードだ。
奇しくも、王曼イク以外の3選手はシングルスでベスト4に勝ち残った選手。決勝にふさわしい、ハイレベルなカードとなった。
男子ダブルス決勝組み合わせとみどころ
写真:キュウ・ダン(手前)、デューダ(ともにドイツ)/撮影:ラリーズ編集部
樊振東/許昕(中国) – デューダ/キュウ・ダン(ドイツ)
男子ダブルス決勝に進んだのは、中国の樊振東(同1位)/許昕(同3位)と、ドイツのキュウ・ダン(同68位)/デューダ(同46位)。ドイツペアは日本の森薗政崇(同31位・岡山リベッツ)/吉村真晴(同32位・名古屋ダイハツ)を1回戦でフルゲームデュースの末に下した勢いのまま、決勝まで勝ち上がってきた。中国ペア対してどのような戦いをみせるか注目だ。
本日、ジャパンオープン男女シングルス、男子ダブルスの優勝が決まる。中国の牙城を崩し優勝を果たす選手がいるのか、はたまた中国勢が今回も優勝するのか、決戦はもう間もなくだ。