文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・韓国オープン 2019年7月2日~7月7日>
5日、韓国オープン・女子シングルス2回戦に伊藤美誠(7月世界ランキング7位・スターツ)が登場。カットマン(台から距離を取り、バックスピンをかける打法での返球を軸に守備的に戦うスタイル)の佐藤瞳(同16位・ミキハウス)と対戦した。伊藤は、1回戦でもカットマンの相馬夢乃(同109位・遊学館高校)と対戦しており、連続での日本人カットマンとの対決となった。
試合は、第1ゲームから伊藤が巻き込みサーブからのスマッシュ攻撃で佐藤のカットを攻略していく。第2ゲームも5-0と伊藤が大きくリードしたまま、左右に攻撃を散らして点差を広げ、連取する。第3、4ゲームはやや前で打球を処理してきた佐藤に対し、緩いボールも混ぜながらスマッシュを打ち込んでいく伊藤。そのままゲームを奪い、4-0で快勝した。
試合後伊藤は「4年ぶりの対決だったが、お互いにレベルアップしているし、その中で自分らしいプレーを出せたところはすごくよかった」と完勝した佐藤との試合を振り返った。
明日は中国の王曼昱(同5位)との対戦。先月の中国オープンの準決勝では1-4で敗れているが、「カットマンとの試合のあとは、調子がいいことが多い。王曼昱選手との試合はすごく楽しみだし、今回の勝ちを活かして明日はやっていけたらなと思う」と前向きなコメント。中国オープンのリベンジを果たして、準決勝へ進出できるか注目だ。
詳細スコア
写真:佐藤瞳(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部
〇伊藤美誠 4-0 佐藤瞳
11-8/11-6/11-5/11-6