文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・韓国オープン 2019年7月2日~7月7日>
6日、韓国オープン・女子シングルス準々決勝に伊藤美誠(7月世界ランキング7位・スターツ)が登場。中国の王曼昱(同5位)と対戦した。
20歳の王曼昱は、2018年にアジア女王に輝き、中国の次世代エースと期待されている。18歳の伊藤美誠とは、何度も対戦しており、今年の中国オープン準決勝では4-1で王曼昱が勝利している。
第1ゲームを落とし、迎えた第2ゲーム。これ以上離されたくない伊藤は「1点をとることが難しくて、展開的によくなかった」と4-5の場面で早くもタイムアウト。その後、思い切った回り込みでレシーブエースを奪うなどするも、良い展開が見つからず第2ゲームも落としてしまう。
第3ゲーム、伊藤は巻き込みサーブ(手首を内側に巻き込むようにして逆横回転をかけるサーブ)だけでなく、投げ上げサーブ(トスを高く投げ上げるサーブ)を使うなどし、打開策を探すが王曼昱の勢いは止まらない。伊藤は、第3、4ゲームと続けて落とし、ゲームカウント0-4のストレートで敗れ、ベスト8で今大会を終えた。
試合後に伊藤は「自分がよくなかった。自分の持っているものを出し切れず終わってしまった。1試合でなく1ゲームの中でもっと早く展開を切り替えていかないといけないと思った」と不完全燃焼に終わった王曼昱戦を振り返った。
7月9日からオーストラリアオープン、7月18日からT2ダイヤモンドと今後も大事な連戦が続く伊藤。「一日一日で変わっていくと思うので、しっかり自分を元に戻すことを意識してやっていきたい。誰に対しても絶対に勝つという気持ちでやっていく」と気持ちはすでに前を向いていた。
詳細スコア
写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部
伊藤美誠 0–4 〇王曼昱(中国)
7-11/7-11/4-11/8-11