文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・オーストラリアオープン 2019年7月9日~7月14日>
11日、オーストラリアオープンは女子シングルスの決勝トーナメントが開始した。日本からは石川佳純(7月世界ランキング6位・全農)、木原美悠(同66位・JOCエリートアカデミー)、佐藤瞳(同16位・ミキハウス)が登場した。
石川と木原は、ジャパンオープン、韓国オープンに続き3度目の対決。ジャパンオープンでは4-0、韓国オープンでは4-1と石川が連勝中だ。韓国オープン後に木原は「ジャパンオープンよりは自分の中ではいい試合ができた」と振り返っており、今回の対戦の行方にも注目が集まっていた。
試合は、第1、第2ゲームで要所を締めて11-9で奪った石川がそのままストレート勝ちを収めた。
試合後に「木原選手と日本、韓国、今回と3回連続当たったが、今まで10年以上ワールドツアーに出てきて初めてのこと。少しやりづらく1ゲーム目をリードされたが、焦らずプレーすれば7ゲームマッチなので勝てると信じて挽回できた」と長年ワールドツアーで戦ってきた石川らしいコメント。7ゲームマッチでの戦い方を知り尽くした石川が、落ち着いて木原を下した。
「自分自身のタイミングやリズムで試合することができた。自信もついてきている」と石川は手応えも述べた。
また、佐藤はニーナ・ミッテルハム(同46位・ドイツ)と対戦。第1ゲームこそデュースで落としたものの、第2ゲームからは要所を締めた佐藤がゲームカウント4-1で勝利。2回戦へ駒を進めた。「1ゲーム目をリードしているところから逆転でとられ、前半は少し苦しい試合になったが、途中からは自分のペースで試合をできた」と冷静に振り返った。
2回戦では石川佳純と佐藤瞳が激突。ジャパンオープンでリオ五輪金のサウスポー・丁寧(ディンニン・同3位・中国)に大金星をあげた佐藤と、韓国オープンで孫穎莎(スンイーシャ・同11位・中国)との激戦を見せた石川。注目の日本人対決はどちらに軍配が上がるのか。目が離せない。
詳細スコア
写真:木原美悠(JOCエリートアカデミー)と石川佳純(全農)/グループ撮影:ラリーズ編集部
〇石川佳純 4-0 木原美悠
11-9/11-9/11-7/11-5
〇佐藤瞳 4-1 ミッテルハム(ドイツ)
10-12/5-11/7-11/1-11/6-11