丹羽孝希、台湾の若きエースに苦杯<オーストラリアオープン> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 丹羽孝希、台湾の若きエースに苦杯<オーストラリアオープン>

2019.07.11

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアープラチナ・オーストラリアオープン 2019年7月9日~7月14日>

11日、オーストラリアオープン3日目、男子シングルスの決勝トーナメントに吉村和弘(7月世界ランキング50位・東京アート)と丹羽孝希(同12位・スヴェンソン)が登場した。

吉村はパトリック・フランチスカ(同17位・ドイツ)と対戦し、ゲームカウント0-4のストレートで敗れた。吉村は試合後、「最低目標であった本戦進出は果たせたが(この試合は)ノーチャンスだった。相手は徹底して自分の嫌なところを攻めてきて、最後まで修正できなかった」と試合を振り返った。


写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:ラリーズ編集部

一方、丹羽は林昀儒(リンインジュ・同16位・チャイニーズタイペイ)とのサウスポー対決に挑んだ。

林昀儒は先月のジャパンオープンでは準優勝を果たしており、台湾の若きエースとして、近年結果を出している。「僕と似たようなタイプ」と丹羽も語るように、お互い左利きでチキータやカウンタープレーを得意とした両者、注目の対決となった。

お互い持ち味を発揮し、フルゲームにもつれた試合は最終ゲームで連続でロングサーブを出すなど、思い切り良い戦術をとった林昀儒に軍配があがった。

丹羽は「パワーの差が出てラリーで少し押されてしまった。序盤のゲームはチャンスがあったが、後半になるに連れて、だんだんサーブに慣れられて(林昀儒の)チキータの質があがってきて、非常に苦しく感じていた。6ゲーム目は逆転でとれたが、最後のゲーム出だしで離され、逃げ切られてしまった」とフルゲームにもつれた接戦を振り返った。

次戦について聞かれると、「自分のプレーはできているので、また切り替えて次からの試合を頑張りたい」と7月18日から始まるT2ダイヤモンドに向け気持ちを切り替えた。

詳細スコア


写真:吉村和弘(東京アート)/撮影:ラリーズ編集部

吉村和弘 0-4 〇フランチスカ(ドイツ)
8-11/3-11/3-11/6-11

丹羽孝希 3-4 〇林昀儒(チャイニーズタイペイ)
11-9/5-11/10-12/11-6/8-11/11-9/6-11

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