宇田、及川、格上相手に奮闘も惜敗 世界トップの壁厚く<卓球・オーストラリアオープン> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 宇田、及川、格上相手に奮闘も惜敗 世界トップの壁厚く<卓球・オーストラリアオープン>

2019.07.11

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアープラチナ・オーストラリアオープン 2019年7月9日~7月14日>

11日、オーストラリアオープン3日目、日本から男子シングルス1回戦に宇田幸矢(7月世界ランキング99位・JOCエリートアカデミー/大原学園)、及川瑞基(同78位・専修大学)が登場した。

宇田幸矢は格上であるドミトリ・オフチャロフ(同11位・ドイツ)と対戦した。第1ゲームから第3ゲームまでは、オフチャロフの強烈なバックハンドに押され、なすすべなしの宇田だったが、ここから息を吹き返す。宇田は第4ゲームを11-7で取り返すと、第5ゲームも11-9で取り、ゲームカウントは2-3に。しかし、最後は経験で勝るオフチャロフが第6ゲームをものにし、2-4の悔しい敗戦となった。

一方、及川瑞基は世界選手権シングルス3連覇の馬龍(マロン・同5位・中国)と対戦。馬龍とは約1ヶ月前に行われた中国オープンで対戦し、ゲームカウント1-4で敗戦している。及川は、この試合もゲームカウント0-3とリードされる苦しい展開となる。しかしその後、馬龍から2ゲームを連取し、巻き返しを見せたが、反撃及ばずゲームカウント2-4で敗れた。敗れはしたものの、世界王者の馬龍相手に堂々たる戦いぶりを見せた。

両選手ともダイナミックなラリーで観客を沸かせるなど見せ場は作ったが、オフチャロフと馬龍の世界トップ層の分厚い壁に阻まれた。

詳細スコア


写真:及川瑞基(専修大学)/撮影:ラリーズ編集部

宇田幸矢2-4 〇ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)
2-11/7-11/4-11/11-7/11-9/8-11

及川瑞基 2-4 〇馬龍(中国)
6-11/6-11/8-11/11-9/11-7/7-11