文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・オーストラリアオープン 2019年7月9日~7月14日>
11日、オーストラリアオープンは3日目を迎え、女子ダブルスの決勝トーナメントが始まった。日本からは平野美宇(7月世界ランキング9位・日本生命)/芝田沙季(同15位・ミキハウス)ペアと木原美悠(同66位・JOCエリートアカデミー)/長﨑美柚(同41位・JOCエリートアカデミー/大原学園)ペアが登場した。
平野・芝田、苦しい試合を勝利
平野・芝田ペアは、フランスのローラ・ガスニエ(同83位)/オードリー・ザリフ(同132位)と対戦した。2人ともフォア表という珍しい戦型のフランスペアに苦しめられ、第2ゲームを落としてしまう。しかし、ラリー戦でミスの少なかった平野・芝田ペアが、第3、4ゲームのデュースをものにし、ゲームカウント3-1で勝利した。
試合後平野は「難しい試合だったが、3、4ゲーム目は負けていてそこから挽回できたのがよかった。2人ともフォア表で珍しい戦型のダブルスだったので、そこを注意して準備した」とコメント。デュースを制した第3、第4ゲームをポイントとしてあげた。
一方芝田は「サーブは大事なところで効いたので、そこは通用したと思うが、比較的キツイ試合だった」と得意のサーブからの展開に手応えを感じながらも、接戦となった試合を振り返った。
勝利した平野・芝田ペアは明日の準々決勝で、中国の陳夢(チェンムン・同1位)/王曼昱(ワンマンユ・同5位)ペアとの対戦が決まっている。中国ペアは先日の韓国OPで優勝しており、平野・芝田ペアも準々決勝で対戦し0-3のストレートで敗れている。強敵と再戦し、どのようなプレーを見せてくれるのか注目だ。
木原・長﨑も勝利し、次戦は地元豪州ペアと対戦
写真:長﨑美柚(左・JOCエリートアカデミー/大原学園)、木原美悠(JOCエリートアカデミー)/撮影:ラリーズ編集部
一方、木原・長崎のエリアカコンビは、バラボラ・バラージョバー(同45位・スロバキア)/ハナ・マテロワ(同55位・チェコ)の国際ペアと対戦。サーブレシーブで崩し、ラリーの主導権を握った日本ペアに軍配があがった。
木原・長﨑ペアは、明日の準々決勝で地元オーストラリアのJEE Minhyung(同810位)/レイ・ジェンファン(同85位)と対戦する。
詳細スコア
〇平野美宇/芝田沙季 3-1 ガスニエ/ザリフ(フランス)
11-5/6-11/12-10/12-10
〇木原美悠/長﨑美柚 3-1 バラージョバー(スロバキア)/マテロワ(チェコ)
11-4/8-11/11-9/11-9