3大会連続優勝がかかる許昕 準決勝に臨む<オーストラリアオープン 最終日見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:許昕(中国)/提供:ittfworld

大会報道 3大会連続優勝がかかる許昕 準決勝に臨む<オーストラリアオープン 最終日見どころ>

2019.07.14

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアープラチナ・オーストラリアオープン 2019年7月9日~7月14日>

大会5日目の結果まとめ

13日、オーストラリアOPは女子シングルス準決勝、男子シングルス準々決勝と、ダブルス各種目の決勝が行われた。

女子シングルスでは石川佳純(7月世界ランキング6位・全農)と伊藤美誠(同7位・スターツ)が準決勝に臨んだが、石川は孫穎莎(スンイーシャ・同11位・中国)に、伊藤は丁寧(ディンニン・同3位・中国)にそれぞれ敗れ、日本代表選手の決勝進出はならなかった。

また、混合ダブルスでは水谷隼(同13位・木下グループ)/伊藤美誠(同7位・スターツ)が決勝に進出。決勝では中国香港の黄鎮廷(ウォンチュンティン・同18位)/杜凱琹(ドーホイキン・同12位)に1-3で敗れ、準優勝に終わった。中国香港ペアは韓国OPに続いて2大会連続優勝を飾った。

また、男子ダブルスは韓国の鄭栄植(チョンヨンシク・同20位)/李尚洙(イサンス・同14位)が中国の林高遠(リンガオユエン・同2位)/馬龍(マロン・同5位)を3-0で破り優勝を果たした。

女子ダブルスでは中国の陳夢(チェンムン・同1位)/王曼昱(ワンマンユ・同5位)が韓国の田志希(ジョンジヒ・同18位)/梁夏銀(ヤンハウン・同92位)を破り、韓国OPに続いて2大会連続優勝となった。

最終日組み合わせと見どころ

男子シングルス準決勝

王楚欽(中国)-馬龍(中国)
許昕(中国)-パトリック・フランチスカ(ドイツ)

男子シングルス注目は、6月のジャパンOP、そして先週の韓国OPで連続優勝を果たした許昕(シュシン・同1位・中国)だ。3大会連続優勝をかけて大会最終日に臨む。準決勝で対するのは、中国勢以外で唯一勝ち残ったパトリック・フランチスカ(同17位・ドイツ)。フランチスカは樊振東(ファンジェンドン・同3位・中国)を破り、好調ぶりがうかがえる。中国勢2連破で決勝進出を狙う。

もう一方の準決勝は馬龍と王楚欽(ワンチューチン・同71位)の中国対決となった。王楚欽は本戦初戦で張本智和を4-0で下した19歳のホープ。11歳年上、30歳の馬龍を下し、世代交代ののろしを上げることができるか。

準決勝の各勝者が、同じく13日の決勝で相まみえる。

女子シングルス決勝

孫穎莎(中国)-丁寧(中国)

女子シングルス決勝は中国同士、18歳の孫穎莎と29歳丁寧との11歳差対決となった。両者は韓国OP準決勝でも対戦し、丁寧が4-3で激戦を制している。2週連続となったこのカード。激しい打ち合いが期待される。孫穎莎が優勝すればジャパンOP以来の優勝。丁寧が優勝すれば2019年に入って初優勝となる。

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