文:ラリーズ編集部
<T2ダイヤモンド2019マレーシア 2019年7月18日~7月21日>
17日、T2ダイヤモンド2019マレーシアの開幕を翌日に控え、日本男子の水谷隼(7月世界ランキング13位・木下グループ)、丹羽孝希(同12位・スヴェンソン)が試合の演出やルールについて語った。
T2ダイヤモンドならではの演出
写真:T2ダイヤモンドセレモニー演出/撮影:ラリーズ編集部
今大会は、体育館やアリーナではなく、映画スタジオ(Pinewood Iskandar Malaysia Studios)で試合が行われる。そのため、光や音など様々な演出が施されたセレモニーが行われた。
水谷は「いつもと違う中でのセレモニーということで、動揺というかどこを見ていいのかわからなかった。今回のような派手な演出で卓球をやったことがなかったので非常にワクワクした」とコメント。
丹羽も「雰囲気がすごくいいと思った。観る人や卓球界のためには、こういうエンターテインメント性がある方が話題になるので、(演出などの)やり方は良いと思う」と意見を述べた。
卓球というスポーツをエンターテインメントとして盛り上げる盛大な演出に、選手たちも満足しているようだ。
T2ダイヤモンドならではのルール
試合は、デュースなしの11点先取や、試合時間が24分を越えた場合1ゲーム5点先取など、従来の卓球とは異なるルールで行われる。
水谷は「5本先取というのは、どの選手と戦っても五分五分になる。5本先取になったときにいかにリードできているかが勝敗を分けると思う。また、デュースがないのでスタートダッシュが必要。いつもはトスで勝ったときはレシーブを選択することが多いが、今回はサービスを選択して最初から仕掛けていきたい」と今大会の特殊ルールならではの戦い方をすでに思い描いているようだ。
一方、丹羽も「24分経ったら5点先取になるので、そこがポイントになる。5点先取になると11点のときよりも実力差が少なくなるので、僕みたいな選手にはチャンスになる」と5点先取での戦いに格上を倒すチャンスを見出していた。
獲得できるポイントが大きいため、東京五輪選考には大きな意味を持つT2ダイヤモンド。「五輪に向けて非常に大事な試合になってくるので、1試合でも多く勝てるように頑張りたい」と水谷も意気込むが、果たしてどのような戦いとなるのか。T2ダイヤモンド2019マレーシア、注目の大会はいよいよ18日から開幕する。