写真:T2ダイヤモンドの水谷隼(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 1回戦で水谷隼 vs 吉村和弘 2017全日本決勝の再戦<卓球・ブルガリアオープン3日目見どころ>
2019.08.15
文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・ブルガリアオープン 2019年8月13日~2019年8月18日>
大会2日目となった14日、全種目の予選が終了し、決勝トーナメント出場者が出揃った。
男子シングルス予選で、2017年、2018年ブルガリアオープン準優勝の松平健太(8月世界ランキング59位・T.T彩たま)や木造勇人(同288位・愛知工業大学)らが姿を消すも、神巧也(同111位・T.T彩たま)、田中佑汰(同188位・愛知工業大学)、吉村和弘(同43位・東京アート)、町飛鳥(同372位・鹿児島県体育協会)、森薗政崇(同56位・BOBSON)の5選手が本戦出場を果たした。
女子シングルスでは長﨑美柚(同44位・JOCエリートアカデミー/大原学園)が予選で敗れたが、中国選手を連破した早田ひな(日本生命・34位)、木原美悠(同52位・JOCエリートアカデミー)、小塩遥菜(同142位・JOCエリートアカデミー)、安藤みなみ(同61位・十六銀行)、阿部愛莉(同504位・デンソー)の5選手が15日から行われる本戦へと進む。
日本男子 組み合わせと見どころ
写真:吉村和弘(東京アート)/提供:ittfworld
シングルス組み合わせ
張本智和-ZHU Linfeng(中国)
神巧也-サイチヤン・ガナナセカラン(インド)
田中佑汰-ブラディミル・サムソノフ(ベラルーシ)
丹羽孝希-マルコス・フレイタス(ポルトガル)
水谷隼-吉村和弘
町飛鳥-ダニエル・ハーベソン(オーストリア)
森薗政崇-ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)
ダブルス組み合わせ
宇田幸矢/吉村和弘-何鈞傑/黄鎮廷(中国香港)
特に注目の対戦カードは、水谷隼(同14位・木下グループ)と吉村和弘の日本人対決だろう。2人は2017年の全日本選手権決勝で対戦しており、その時は水谷が吉村和弘を下し優勝を果たしている。約2年が経った今、国際大会という舞台でどちらが勝つのか注目だ。
丹羽孝希(同10位・スヴェンソン)は同じくサウスポーのマルコス・フレイタス(同24位・ポルトガル)、森薗政崇はドミトリ・オフチャロフ(同11位・ドイツ)と、それぞれ1回戦からヨーロッパの猛者と激突する。小柄な日本の2人が大柄なヨーロッパ選手にどう立ち向かうのか、要注目だ。
男子ダブルスでは、宇田幸矢(同102位・JOCエリートアカデミー/大原学園)/吉村和弘は初のペアリングとなるも、予選を順調に突破。本戦1回戦では何鈞傑(フージュンジェ・同97位・中国香港)/黄鎮廷(ウォンチュンティン・同17位・中国香港)のワールドツアー常連ペアと対戦する。
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日本女子 組み合わせと見どころ
写真:早田ひな(日本生命)/提供:ittfworld
シングルス組み合わせ
石川佳純-SHAO Jieni(ポルトガル)
木原美悠-何卓佳(中国)
佐藤瞳-小塩遥菜
安藤みなみ-YOVKOVA Maria(ブルガリア)
平野美宇-ハン・イン(ドイツ)
阿部愛莉-陳幸同(中国)
早田ひな-橋本帆乃香
芝田沙季-ユ・モンユ(シンガポール)
加藤美優-KIM Byeolnim(韓国)
伊藤美誠-SHIN Yubin(韓国)
ダブルス組み合わせ
平野美宇/芝田沙季-リン・イエ/ユ・モンユ(シンガポール)
木原美悠/長﨑美柚-BOGDANOVA Nadezhda/TRIGOLOS Daria(ベラルーシ)
女子シングルスは、早田ひなが橋本帆乃香(同32位・ミキハウス)、平野美宇(同10位・日本生命)がハン・イン(同31位・ドイツ)と、カットマン相手にどういった試合を繰り広げるか注目だ。また佐藤瞳(同17位・ミキハウス)と小塩遥菜の日本のカットマン対決など、本戦1回戦から多くのカットマンが登場する。
日本 ミックスダブルス組み合わせと見どころ
写真:オーストラリアOPの水谷・伊藤ペア/提供:ittfworld
張本智和/石川佳純-アレクサンダー・カラカセビッチ/LUPULESKU Izabela(セルビア)
水谷隼/伊藤美誠-ECSEKI Nandor/MADARASZ Dora(ハンガリー)
7月に行われたオーストラリアオープン準優勝の水谷/伊藤美誠(同8位・スターツ)はセルビアペアと対戦。また、張本智和(同5位・木下グループ)/石川佳純(同6位・全農)はハンガリーペアとの初戦に臨む。勝ち上がると両ペアは準決勝で激突することになる。五輪新種目で注目の混合ダブルスで、日本ペアがどのような戦いを見せるのか必見だ。